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内山、三浦、2王者が統一戦に意欲

2014年1月2日 16時10分

 大みそかに防衛を果たしたWBA世界S・フェザー級王者の内山高志(ワタナベ)とWBC世界同級王者の三浦隆司(帝拳)が2日、テレビ東京でそろって記者会見に出席した。

 テレビ東京系列で放映されたダブル世界戦の視聴率は平均5.1%で、昨年に並ぶ同局の大みそか同時間帯視聴率の最高タイ記録。ともにいい試合をしたとあって、注目は2王者の統一戦に集まった。

内山と三浦が統一戦に意欲(ボクシングニュース)
統一戦が期待される内山(右)と三浦

 三浦の試合を控え室のモニターで見たという内山は「相変わらずパラフル。(以前に比べて)ディフェンスやあてる技術が上がっていると思う」と高い評価。内山の試合を後半から見たという三浦は「ダウンはしたけど、そのあとの冷静さが素晴らしかった。パンチのさばき方、距離感に磨きがかかっていると思う」と絶賛した。

 統一戦については「話がくれば気合いが入る。ぜひやってみたい気持ちがある」(内山)、「(11年1月に)一度負けているのでリベンジしたい気持ちはある」(三浦)。という具合に両選手が前向きになっても、そう簡単に実現しないのが統一戦のもどかしいところである。

 帝拳ジムの浜田剛史代表は「うちとしてはぜひやりたい。三浦は激戦が続いたので2ヵ月は休ませます。絶好調じゃないと勝てない相手だと思いますよ、内山くんは」と次戦で統一戦も辞さない構えだったが「次は両選手とも指名試合。そこをクリアできるか」とハードルの存在も指摘した。

 現在WBAの1位は暫定王者ブライアン・バスケス(コスタリカ)で、ワタナベジムの渡辺均会長は「バスケスでは…」と渋い表情を浮かべる。内山自身が「(相手がバスケスなら)モチベーションをしっかり持たないといけない」と言うように、わずか1年前に完勝している相手が再び相手では、本人だけでなく、ファンの興味もイマイチといったところだろう。

 WBCの1位はデビス・ボスキエロ(イタリア)。11年11月に当時のチャンピオン粟生隆寛(帝拳)に挑戦した試合はクリンチやホールドが多発する内容、こちらもあまり歓迎できるチャレンジャーとは言えなさそうだ。

 両王者が「強い相手とやりたい」と口をそろえていることからも、統一戦のタイミングはいまがベストではないだろうか。両陣営の今後の出方が注目される。

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