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福原辰弥が地元熊本で戴冠、日本ミニマム級王座

2015年11月22日 17時57分

 日本ミニマム級王座決定戦が22日、フードパル熊本の「火の国ファイティング」で行われ、同級1位の福原辰弥(本田フィットネス)が同級2位の山本浩也(全日本パブリック)を3-0判定で下し新チャンピオンになった。スコアは97-94、96-94×2。決定戦は前王者・大平剛(花形)のタイトル返上によるもの。

山本に得意の左を叩き込む福原(左)

 序盤は初のタイトル戦に燃える地元の福原が優勢だった。左ストレートをボディに集めるなど常に先手を取り、前に出たい山本に思うようなボクシングをさせない。左を上下に打ち分け、3回には右フック、左ストレートをきれいにヒット。打ってもパンチが届かない山本はミスブローが多く、福原のペースで前半戦は進んだ。

 なかなか持ち味の出せない山本は後半から徐々にプレスを強めて追い上げを図る。福原はサイドに動いてうまく対処していたが、徐々に山本の粘り強さが上回り、8回につかまった。山本のボディ攻めで「効いてしまった」という福原は足が止まり、試合は逆転のムードが漂った。

 押せ押せの山本は9回も前に出たが、思いのほか疲労の色が濃く、福原を一気に攻め落とすことができない。地元で何としても勝ちたい福原は必死にパンチを返し、最終回は激しく打ち合って試合を終えた。

 1ヵ月前の練習中に肋骨を骨折し、十分な練習ができなったという福原は「ベルトが獲れてうれしいけど、満足いく試合ではなかった。山本選手のプレッシャーが強かった」とまずは反省の弁。それでもジムにとってOPBFミドル級王者・豊住徳太郎以来、12年ぶりのチャンピオン誕生とあって「ベルトは絶対に手放したくない」と今後の防衛を誓った。戦績は16勝6KO4敗5分。「最後はスタミナがいっぱいいっぱいだった」と語った山本は9勝3KO4敗。昨年9月の大平戦に続く2度目のタイトル挑戦失敗。

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