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内藤×亀田予備検診 同席せず

2009年11月24日 21時13分

 内藤×亀田のWBC世界フライ級タイトル戦を5日後に控えた24日、両選手の予備検診が後楽園ホールと同じビル内で行われた。内藤は、体温36.7度、血圧106~71、脈拍44。対して亀田は36.4度、123~77、40。前川武雄コミッションドクターが「両選手とも異常なし」と診断した。
 通常は両者同席しての検診となるが、この日は「(対戦相手と)あまり試合前に会うのも緊張感がなくなり、ええことない」(亀田)ということから、最初に内藤、続いて亀田と別々に時差をつけての検診となった。内藤は慎重を期して会見でもマスクを外さず、それでもこの時期にしては舌の方は滑らか。減量がいつになく順調であることを明らかにした上で、「歳とって落ちる一方といわれるけど、僕は衰えてないと思ってるから。走り込みにしても前より上がっている」と強気。報道陣から「チャンピオン有利の声があるが」という質問が上がると、「ま、あまり気にしない」といいつつも、「有利と言われるのは自然の流れ」と余裕のコメントをしてみせた。「決して油断はしません」とフォローを忘れなかったが……。
 一方の亀田は、「プレッシャーは感じるか」との質問には「そういうのは慣れてるから」と、時折笑顔をみせて余裕をアピールした。体重に対する質問には「あと10キロ」と笑わせてはぐらかした。そして「あとはリングの上で結果を出すだけやから」
 同時に行われた測定では、身長、胸囲、視力まで挑戦者が上回る結果となったが、リーチはチャンピオンが5センチ以上も上回った。これを見て亀田は「リーチは試合にあまり関係ない」といいながらも、「俺、フライ級では大きいのと違う」とまんざらでもなさそうだった。 写真はドクターの検診を受ける亀田。
◇両選手の体格比較
    王者・内藤大助  挑戦者・亀田興毅
身長   163.2cm       165.8cm
リーチ  173.8cm       168.0cm
頚周    36.0cm       37.0cm
胸囲    83.6cm       95.0cm
胸厚    19.5cm       22.0cm
拳周 右26.8cm 左26.6cm  右25.0cm 左24.8cm
視力   右0.9 左1.0     右2.0 左1.5 
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