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三浦隆司インタビュー「30を過ぎてからがピーク」

2017年1月21日 16時31分

  前WBC世界S・フェザー級王者で現1位の三浦隆司(帝拳)が28日(日本時間29日)、アメリカのカリフォルニア州インディオで2位ミゲール・ローマン(メキシコ)と拳を交える。勝てば同じ会場で行われるWBC王者フランシスコ・バルガス(メキシコ)とWBO暫定王者ミゲール・ベルチェット(メキシコ)の勝者への挑戦権利を手にするが、負ければ選手生命の危機に直面するという重要な一戦だ。

2015年11月、三浦とバルガスの激闘

 15年11月、アメリカでバルガスに9回TKO負けを喫して王座を失っている三浦は「できればバルガスからベルトを取り戻したい。その試合につなげるためにも、まずはローマンにKOで勝つ」と意気込んでいる。

 ローマンは三浦の2倍近い67戦(56勝43KO11敗)のキャリアを誇る。その強打に加え、KO負けは1度だけというタフガイでもある。三浦はローマンを「前へ前へと出ながら手数も多いファイター」と分析。そして「自分から意識して下がるのはいいけれど、プレッシャーに押されて下がると相手のペースになってしまうので気をつけたい」と警戒する。

 そのローマン戦、三浦にとっては3度目の海外試合だが「バルガス戦のときは緊張したけれど、今度はもう少しリラックスして戦えると思う。リングに上がればどこでも同じ」と気にした様子はない。そして「理想は1ラウンドKO勝ちだが、実際はそうもいかないだろうから、ガードに気をつけながら戦いボディから崩して中盤の5ラウンドか6ラウンドあたりでけりをつけたい」と、試合をイメージした。

 5月には33歳になるが、三浦は「若いころよりも体力がついているし、いまは30歳を過ぎてからがピークだと思う」と力強いコメント。「あと1回負けたら終わりと思っているが、それまでは頑張る。まずはローマンに勝って、その次にバルガスに勝ってチャンピオンに返り咲く。そのあとは強い選手たちとどんどん戦っていきたい」――淡々とした口ぶりだが、言葉の端々からは強い決意と覚悟が感じられた。29日、アメリカで“ボンバー・レフト”が火を噴く。=インタビュー/WOWOW=

 三浦vsローマン、バルガスvsベルチェルトは29日(日)午前11時からWOWOWプライムで生中継される。

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