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長谷川穂積が辛くも勝利、2度のダウンを挽回

2015年12月11日 22時00分

 11日神戸市立中央体育館で復帰2戦目に臨んだ元世界2階級制覇王者の長谷川穂積(真正)はWBO世界S・フェザー級5位のカルロス・ルイス・マチュカ(メキシコ)に10回3-0の判定勝ち。スコアは日本人ジャッジ3氏がそれぞれ95-94、95-93、96-93と長谷川につけた。

果敢に左ストレートを打ち込む長谷川(左)

 WBC世界フェザー級9位、IBF同13位につける長谷川は3回と5回に相手の右をタイミングよく食らってダウンを喫する苦しい展開。暗雲が立ち込めたが、左カウンターなどで強気に試合を立て直し、ポイントをピックアップした。最終10回は左のボディーショットでマチュカを効かせてラッシュする見せ場もつくった。

 圧倒する自信があっただけに、試合後のインタビューで肩を落とした。「これが僕の実力です」。勝ちはしたもののダウンを喫し、「(進歩どころか)劣化しているのでは。ゆっくり休んでから試合を振り返ります」と自虐的なことも言っていた。長谷川は35勝15KO5敗、マチュカは14勝5KO2敗

 長谷川は昨年4月、3階級制覇を狙ってIBF世界S・バンタム級王者キコ・マルティネス(スペイン)に挑むも7回TKO負け。引退もささやかれながら、今年5月に世界ランカーのオラシオ・ガルシア(メキシコ)に判定勝ちして再起に成功した。迎えた今回の一戦は、1階級上の世界ランカーが相手だった。

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