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「試合中は西岡を尊敬しない!」挑戦者が公開練習

2009年10月5日 17時04分

 10月10日のダブル世界戦で王者西岡利晃、ホルヘ・リナレスと対戦するメキシコの挑戦者2人が5日午後、東京・神楽坂の帝拳ジムでメディアに練習を公開した。
 最初にジムに現れたWBC世界S・バンタム級5位、イバン”チョコ”エルナンデス(26)が、記者の質問に答えた上で、トレーニング開始。これまで消化してきたスパーの数は、「120~150ラウンド」とずいぶんアバウトだが、ホームタウンのエンセナーダ市近くの3000メートル近い高地でトレーニングしてきたため、コンディションは絶好調だという。高地トレーニングは今回が初めてとか。世界のチャンスをモノにしたいという意欲のあらわれだろう。この日はスパーはせず、シャドウボクシング、ミット打ちなど軽目の練習で切り上げた。
「西岡を世界チャンピオンとしてリスペクトしているが、リングの上ではそれは捨て去る」と対抗意識を露にしていたエルナンデス。同行のロサダ・プロモーターは過去の来日でクリスチャン・ミハレスが川嶋勝重に2度勝っており、「イバンが日本で3度目の勝利をもたらしてくれるだろう」と期待している。
 なおエルナンデスは日本食が大好物だそうで、「計量をパスしたらスシを食べたい」と、今はガマン――。
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