小原佳太に世界挑戦のチャンス、IBFが即挑戦認める
2016年2月5日 18時29分
2016年2月5日 16時00分
あす後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」の前日計量が5日、日本ボクシングコミッションで行われ、メイン10回戦(56.2キロ契約)に出場する岩佐亮佑(セレス)とデニス・トゥビエロン(比)は両者100グラム・アンダーの56.1キロで合格した。
昨年6月の世界初挑戦に失敗した岩佐は、これが再起2戦目。前回はマーロン・アルシリャ(比)に結末こそ負傷判定となったが「あのまま続けていれば倒していた」と自らに一定の評価を下している。「S・バンタム級とバンタム級のどちらでも、という気持ちですが、S・バンタム級は減量が楽なぶん、いい練習ができている」と語り、「再び世界のリングに戻るためにも、その足がかりとなるような試合をしたい」と力を込めた。
相手のトゥビエロンはこれが3度目の来日リング。かつて椎野大輝と空位のOPBFバンタム級王座を争い、KO負けした選手だ。戦績は19勝8KO6敗2分。
また同じリングで、2年9ヵ月ぶりにカムバックをする元OPBFウェルター級王者の佐々木基樹(帝拳)は、対戦相手の宮崎辰也(マナベ)ともどもアンダーでクリア。試合は63.5キロ契約の8回戦として行われ、佐々木が63.1キロ、宮崎は63.4キロだった。
佐々木は2013年5月に加藤善孝(角海老宝石)に判定負けしたのを最後に現役を引退していたが、このたび40歳にして復帰を決意した。昨年4月の日本ライト級王座決定戦(徳永幸大-杉崎由夜戦)を観戦し「勝てるな」と思ったのがきっかけだという。「人間が死ぬ時に一番後悔することは、やらなかったことの後悔だから」(佐々木)。
トップ選手になるほどカムバック後の成功例が少ないことも承知している。「皆が佐々木は大丈夫なのか、どこまでやれるのかと思っているでしょう。以前より強いと吹くつもりはないですが、落ちたとは言わせたくない」と抱負を述べた。計量後は宮崎の挑発を受けたが「僕から見ればまだまだ若者。必死こいて自分を大きく見せたいんでしょう」とベテランは余裕たっぷりに受け流していた。
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