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元王者ポール・ウィリアムズがトレーナーで復帰

2016年3月16日 10時08分

 4年前モーターバイク事故で重症を負い、キャリアを絶たれたポール“ザ・パニッシャー”ウィリアムズ(米=元WBO世界ウェルター級&WBO・S・ウェルター級暫定王者、写真)が今後トレーナーとしてボクシングに携わることになった。15日(日本時間16日)米国有料ケーブル、ショータイムの広報がメディアあてに伝えた。

 サウスポーの長身パンチャーとして鳴らしたウィリアムズ(34)は12年5月アトランタ市内をモーターバイクで走行中、追突事故を起こし半身不随になり、以後車椅子の生活を強いられた。それでもボクシングにかける情熱は捨てがたく、キッズ時代から指導を受けたベテラン・トレーナー、ジョージ・ピーターソンの勧めもあり、今月25日ショータイムが中継するカードに出場するジャスティン・デローチ(米=22歳)というS・ウェルター級選手のチーフ・トレーナーを今年から務めている。

「私は自分のデビュー戦のように緊張している。自分の試合の時、私はミスター・ピーターソンが考えていたこと全部を頭に入れておかなければならない。今度は立場が逆だけど責任は重い。そして私が見たくないのは選手がダメージを受けること。ボクシングはハードなスポーツだ。私もそこへ身を投じて殴り合いをしていたわけだけど、ジャスティンも含めたすべての選手にはできるだけリングに上がった時と同じ状態でリングを降りてほしい」とウィリアムズ。ディフェンス重視の指導を目指している様子だ。

 主にウェルター級からS・ウェルター級で活躍したウィリアムズは10年、再戦でWBC世界ミドル級王者セルヒオ・マルティネス(アルゼンチン)に挑みショッキングな2回KO負け。翌年エリスランディ・ララ(キューバ=現WBA世界S・ウェルター級王者)に判定勝ち。12年2月、石田順裕にテキサスで大差の判定勝利を収めたのがラストファイト。石田戦後、再挑戦のチャンスを模索していた時期、事故に見舞われた。

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