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世界戦敗北から再起の井上岳志はWBO・AP戦

竹迫と加藤が因縁直接リマッチ 日本ミドル級 
世界戦敗北から再起の井上岳志はWBO・AP戦

2019年8月2日 14時39分

 あす3日後楽園ホールでゴングとなる「ダイナミックグローブ」の計量が2日、日本ボクシングコミッションで行われ、メインの日本ミドル級タイトルマッチは、王者の竹迫司登(ワールドS)と挑戦者1位の加藤収二(中野サイトウ)がともに72.3キロでリミットの72.5キロをクリアした。

再戦の竹迫(左)と加藤、互いに自信を感じさせた

 両者は今年3月に対戦してドロー。デビューから10連続KO勝利中だった竹迫が優位と見られていたが、手数と機動力で勝負のサウスポー加藤に善戦を許す形で薄氷のV2を果たした。

「前回は自分のパワー、パンチ力に頼りすぎた」と振り返る竹迫は、前回はわずかだったサウスポーとのスパーリングを100ラウンド近くこなし、万全の態勢を構築。「欲は出さないけど、いつも通りやれば倒せると思う」と豪打復活を予告した。

 3月は惜しくも番狂わせを逃した加藤は「ダイレクトで白黒決着をつけたいと思っていたので今回の試合は本当にありがたい」と直接再戦を大歓迎。AKB48カフェで働き、あすは400人の応援団がかけつけるという加藤は「秘策はある。勝つ自信はあります」と力強く言い切った。

ストレート系パンチを磨いてきた井上(左)

 セミには1月、WBO世界S・ミドル級王者ハイメ・ムンギア(メキシコ)に挑戦して敗れた元日本、OPBF、WBOアジアパシフィック王者の井上岳志(ワールドS)が登場。再起戦で自身が保持していたWBO・AP王座を、ベテランのコムサン・ポンセーン(タイ=パトムサック・パトンポートン)と争う。

 世界戦を経験して「越えられない壁ではないと思った」という井上だが、同時に反省点も痛感。この7ヵ月間は徹底して苦手としていたストレート系のパンチと、フック系はナックルをしっかり返すことを意識して練習。「あすはいままでと違う姿を見せる」とこちらは“変身”を宣言した。

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