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2016年3月16日 13時05分
2016年3月16日 11時29分
WBAのチャンピオン減少方針に逆行? 元WBO世界ライト級&S・フェザー級王者リッキー・バーンズ(英=写真)とWBA世界S・ライト級2位ミケーレ・ディ・ロッコ(イタリア)によるWBA世界S・ライト級“レギュラー”王座決定戦のプレゼンが15日行われた。試合は5月28日、バーンズの地元スコットランド・グラスゴーのSSEハイドロ・アリーナで予定される。このクラスにはエイドリアン・ブローナー(米)が“スーパーチャンピオン”に君臨する。
バーンズ(32)はテレンス・クロフォードにWBOライト級王座を追われた後、デヤン・ズラティカニン(モンテネグロ)とWBCインターナショナル王座を争い1-2判定負け。昨年5月には米国テキサスで地元の元WBC世界ライト級王者オマール・フィゲロア(米)に0-3判定負けと低迷。しかし、その後2連勝で復調。現在WBOインターナショナル・ライト級王座を保持する。
ホセ・セペダ(メキシコ=米)とのWBOライト級挑戦者決定戦出場がオプションにあったが、3階級制覇へのチャレンジを選択した。「これは歴史をつくるビッグファイトで最高の舞台。ここのところフラストレーションがたまっていたけど、昨年フィゲロアと渡り合い、まだまだ世界のトップクラスであることを証明できたと思う。ディ・ロッコは頑強で最高なものを私にぶつけて来るだろうけど、私は勝利でグラスゴーのファンを喜ばせる自信がある」とコメント。
対するディ・ロッコ(33)は元欧州S・ライト級王者で現在23連勝中と好調。敗戦は9年前、ジュセッペ・ラウリ(イタリア)にストップ負けしたものだけで、40勝18KO1敗1分。1月イタリアではジョバンニ・デ・カロリス(WBA世界S・ミドル級“レギュラー”王者)がベルトを獲得しており、「自分も続きたい」と張り切っている。
バーンズがいきなりS・ライト級王座決定戦に抜擢された背景には、彼のプロモーター、エディ・ハーン(マッチルーム・スポーツ)のサポートが大きいようだ。また、WBAはフロイド・メイウェザーの引退により空位となったウェルター級とS・ウェルター級“スーパー”王座をそのままの状態にしたが、このS・ライト級は昨年10月“レギュラー”王座決定戦で勝ったエイドリアン・ブローナー(米)を防衛ゼロにかかわらず、すでに“スーパー”王者に格上げしている。「世界王者を減らし、全部統一する」と明言するメンドサ新会長だが、方針とは逆に王者乱立は続きそうな気配がする。ちなみにWBA1位で暫定王者のホセ・ベナビデス(米)は今回無視されたかたちだ。
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