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IBF10位の近藤明広、無敗の山口祥吾に判定勝ち

2016年3月17日 21時13分

 IBF世界S・ライト級10位で日本S・ライト3位の近藤明広(一力)が17日、後楽園ホールの「ファイティングビー16」で日本同級14位の山口祥吾(唯心)と対戦し、3-0判定勝ちを収めた。スコアは78-74×3。

近藤(右)は尻上がりにペースを握った

 山口が先制攻撃を決め、左フックで近藤をグラつかせると、今度のは近藤の右で山口がグラつくという、両者ともに不安定な立ち上がり。ここを乗り越えると、互いに左を軸にボクシングを組み立て始めた。

 序盤は長身の山口の元気の良さが目立ったが、近藤が4回からコンビネーションを機能させて徐々にペースを掌握。6回に右を効かせ、7回にもコンビネーションで山口を追い込んだ。「山口は前評判が良かったので、危機感をもって試合に臨んだ。これからも上を目指してがんばりたい」とコメントした近藤は24勝11KO6敗1分。プロ初黒星の山口は9勝4KO1敗1分。

ダウンを奪え返す上林、フィニッシュは猛攻だった

◇S・バンタム級8回戦
上林巨人(竹原&畑山)[TKO3回38秒]熊谷直昭(T&T)
 日本バンタム級11位の上林が圧力をかけ、熊谷が下がりながらカウンターを狙った。初回、左の相打ちで熊谷の左フックが決まり、上林がヒザをつくダウン。その後も熊谷はカウンターを狙ったが、逆に2回は上林の左フックを炸裂、熊谷がキャンバスに転がった。上林は3回のゴングと同時にラッシュ。倒れた熊谷は立ち上がったものの主審がストップ。元アマ全日本王者の上林は9勝5KO1敗1分。熊谷7勝4KO4敗。

◇51.3キロ8回戦
新井雄大(渡嘉敷)[TKO7回6秒]金子達也(横浜光)
 日本フライ級7位のサウスポー新井は足を使いながら、左ストレートと右フックを金子に打ち込んでいった。被弾の多い金子だが、気迫で前進を続け、中盤は押し込む場面も作った。4回に金子はパンチで右目上部をカット。新井は6回に攻勢を強め、7回に4回の傷が原因でストップとなった。新井は8勝4KO3敗3分。最後鼻血と別のカットも加わって血だるまだった金子は7勝1KO12敗3分。

◇フェザー級8回戦
阿部麗也(KG大和)[3-0(78-75、79-73、80-72)]丸亀光(竹原&畑山)
 サウスポーの阿部は動きにキレとスピードがあった。元アマ全日本王者の丸亀に対し、サイドに動きながらピシピシとジャブと左ストレートを見舞ってリードを広げた。丸亀は前に出て強打を振るっていったが、阿部に翻弄されて最後まで空転が続いた。完勝の阿部は11勝5KO2敗。前回初めてドロー、今回初黒星の丸亀は5勝3KO1敗1分。

◇57.5キロ8回戦
源大輝(ワタナベ)[TKO5回36秒]玉川裕大(渡嘉敷)
 昨年、日本S・バンタム級王者の小國以載(角海老宝石)に敗れた日本同級9位源と、マーク・エコー・メリゲン(カシミ)から殊勲の勝利を挙げた日本フェザー級13位の玉川が激突。スタートはサウスポーの玉川が足を使いながら左を打ち込み、源にダメージを与えた。強打の源は徐々にプレスを強めて追い上げると、4回に右を決めて玉川をキャンバスへ。立ち上がった玉川はピンチをしのぎ、連打で反撃して会場を盛り上げたが、今度は源の左フックが決まって2度目のダウン。5回に再び源の右で玉川が崩れ落ちると主審が試合を止めた。再起成功の源は11勝10KO5敗。玉川は8勝2KO7敗1分。

◇バンタム級8回戦
小関準(伴流)[2-1(77-75、76-77、78-74)]中井雄規(船橋ドラゴン)

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