田中恒成がミニマム級王座返上、年内2階級制覇へ
2016年4月7日 17時58分
2016年4月7日 16時57分
ミドル級の世界4団体(WBC5位、IBF4位、WBO7位、WBA10位)でランキング入りしている村田諒太(帝拳)の次戦が4月7日、所属ジムで発表された。村田は5月14日(土)、中国・香港コンベンション&エキシビション・センターにて、フェリペ・サントス・ペドロソ(ブラジル)とノンタイトル10回戦を行う。
村田にとっては今回が節目のプロ10戦目で、前回(上海でガストン・ベガに2回KO勝ち)に続き3度目の中国での試合となる。「ひと昔前なら考えられなかったですが、いまの中国経済(のパワー)を感じる」と感想を述べた村田。先月にロサンゼルスでトレーニング・キャンプを張り、「通じるところも、必要なことも分かった」という。「ロサンゼルスで追い込んで練習をしたので、いまは一度落としている段階。これからまた試合に向けて上げていきます」(村田)。
相手のペドロソは28歳の右ボクサーファイター・タイプ。知名度のある選手との対戦経験はないが、13勝1敗のレコードのうち11度のKO勝ちを飾っているのだから村田とて侮れまい。「右をしっかり、強く振ってくる。KO率も高いので」と村田本人は気を引き締めているようだ。
また「ここでしっかりと、ケガなく勝ちたい」と語ったのには理由があって、すでに7月23日(現地時間)に米国西海岸で11戦目も計画されているから。「いまの時点でそういう話があるということは大きな試合の前座だと思うので」と村田。本場のビッグマッチと同じリングで存在をアピールするためにも、まずはペドロソ相手にいいパフォーマンスを披露する必要があるというわけだ。来週からスパーリング・パートナーを招いて実戦練習に入るという。
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