2016年4月8日金曜日

ジャッジに防音ヘッドホン、スライマンWBC会長案

 WBCのマウリシオ・スライマン会長は8日、JBCの秋山弘志理事長や日本プロボクシング協会の渡辺均会長と懇談し、自らが掲げるボクシング改革案について説明した。

 既に試行されているのが、ジャッジがノイズキャンセリング(防音)ヘッドホン=写真=を装着するというアイデアだ。音を遮断することにより、観客の声援などに左右されることなく、集中して採点しようというのが狙いだ。既に昨年10月から世界各国で試験的に導入されており、スライマン会長は「まだ実験段階だが、前向きな結果が得られている。最終的には4回戦も含めたすべての試合で導入を目指したい」と語った。

 安全管理に関する新たな取り組みも示した。各国のコミッションとジムが協力し、ジムが選手の体重とスパーリングの数を記録して、毎月末にコミッションに提出。これらのデータを管理することで、選手の安全と健康管理に役立てようというものだ。また、ボクシングファン層の拡大、若手選手の発掘のためのトーナメント「WBCロード・トゥー・グローリー」の開催も提案した。トーナメントについての詳細は明らかにしなかった。

 健康管理データの提出と、トーナメントに関しては、今のところスライマン会長の私案というレベルにとどまっているようだが、こうした提案を受け、JBCの秋山理事長は「ヘッドホンに関しては日本でも試験的に導入し、いろいろな人の意見を聞いて判断していきたい。そのほかの提案についても、興行的な問題もあるので、協会とも話し合いながら検討していきたい」と話した。