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長谷川-名城 世界王者同士のスパー実現

2009年6月16日 13時05分

 9度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)が15日、神戸市のジムでWBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(六島)と5回のスパーリングを行った。
 2人の手合わせは一昨年10月以来。名城は当時無冠だったため、世界王座を保持しての両者のスパーとなると2006年10月以来だった。
 長谷川の次回挑戦者ロチャ、名城の次回挑戦者候補カサレスがお互いに似たタイプとあって実現。「集中してできました。集中してやると無駄にもらわない」と長谷川は手応えを強調した。ここ2戦連続、サウスポーの挑戦者を迎えたことで左構えの相手とばかり練習した。狂った距離感を修正する狙いでここまで右構えの練習相手とスパーリングを重ねたが違和感は消えなかった。それだけに「きょうは動けた。KOしますよ。みんなが喜ぶのはそこ。狙わずにKOします」と名城の助力に感謝。
 名城もカサレスがこれまでの研究で7対3の比率でサウスポーで戦うスイッチヒッターと判明し「すごくいい経験になった」と笑顔。「試合中、動きが硬くならないことを意識して練習している。勉強になるのでこれからもお願いしたい」と再度の長谷川との手合わせを希望した。

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