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長谷川、比国人パートナーとスパー開始

2009年6月9日 18時40分

 9度目の防衛戦に臨むWBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(真正)が8日、神戸市のジムで前日7日に来日したフィリピン人パートナー2人とスパーリングを開始した。
 元WBC世界フライ級王者マルコム・ツニャカオと来日したのはフィリピン・バンタム級5位のマーク・ジョン・ヤップとフィリピン・スーパーフライ級4位のロドルフォ・スマボン。早速2人と計6回手合わせし、豊かなスピードと多彩なフェイント、コンビネーションで圧倒した。
 それぞれ1度ずつダウンに相当するダメージを与えたが「調子悪い。体が動かない」と不満げな様子の王者。ここ2戦サウスポーの挑戦者が続き、左構えの相手としかスパーリングをしていない。今回迎え撃つ挑戦者ネストール・ロチャ(米国)はほぼ1年ぶりの右構えで距離感の修正に手間取っているのだ。28歳になった年齢もありダメージを考慮してスパーリングは45日間に限定するようになったが先週は月、水、金の週3回のスパーに土曜日を追加。「でも調子が悪いことでいいこともある。いろいろ考えるわけだし、怖さをもてる」と発想の転換で前を向いた。
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