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山中慎介V11戦、互いを知って“亡霊”とリマッチ

2016年8月16日 12時26分

「はっきり決着をつける」と王者山中慎介(帝拳)が燃える一番。ちょうど1年前に大苦戦したアンセルモ・モレノ(パナマ)はチャンピオンをその気にさせる相手だ。互いを知っての再戦は今度も緊張感たっぷりのハイレベルな争いになりそう。初戦で不発だった“ゴッドレフト”は爆発するか。=ボクシング・ビート9月号より=

山中とモレノ、1年前の緊張感が再び再現される

 再戦に向けトレーニングに没頭中の山中に喜ばしいニュースが2本届いた。1つ目は、試合チケット(9月16日エディオンアリーナ大阪第1競技場)が7月25日に一般販売されてすぐ売り切れてしまったこと。「長谷川さんと一緒に出るわけですし」と山中は謙遜しつつ「自分のほうも足りていません」とこぼすから、うれしい悲鳴か。

 2014年4月、長谷川とダブルで出場した大阪城ホールは1万3000人が詰めかけたが、エディオンアリーナにそれほどのキャパはない。加えてカードがいいのだから即ソールドアウトも納得である。残念ながら当日券もなく、本誌を読んで会場に足を運ぼうと決めた呑気なファンはもう遅い。

 もう1つのニュースは、試合にリング誌のバンタム級ベルトもかけられること。米国の権威ある老舗専門誌「リング」は毎月独自ランキングを作成しており、山中対モレノ再戦の勝者をバンタム級王者に認定するという。

 もっとも山中がもしモレノに負けるようだとリング誌ベルトどころか10度守ってきたWBCベルトも手放すことになる。山中本人が「勝てば付いてくる物」と言うように、あくまで集中するべきは目の前の敵モレノだ──。

 記事の全文、山中との一問一答はボクシング・ビート9月号に掲載されています。紙版と電子版は右の表紙バナー、スマホ用アプリは「App Store」「Google play」のバナーをクリックするとご購入いただけます。

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