強豪迎える井上拓真、デビュー戦の清水聡も出陣OK
2016年9月3日 15時46分
2016年9月3日 15時26分
あす4日スカイアリーナ座間でゴングとなるWBO世界S・フライ級タイトルマッチの計量が3日、都内のホテルで行われ、3度目の防衛戦を迎えた王者の井上尚弥(大橋)、挑戦者1位のペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)はともにリミットの52.1キロで明日の試合に進んだ。
計量を終えた井上は「コンディションはすごくいい。明日まで気を抜かないことが大事。相手? 普通ですね」と短く言い残して計量会場を後に。大橋秀行会長は「本人が言っているように流れの中でKOできればいい。1ラウンドは(無理に)いかないで、テクニック的な戦いになると思う」との見通しを示した。
まずは目の前の試合に集中するという井上だが、10日(日本時間11日)に米カリフォルニア州イングルウッドで行われるWBC世界S・フライ級タイトルマッチ、王者カルロス・クアドラス(メキシコ)vsローマン・ゴンサレス(ニカラグア)を視察する予定で、いやがうえにもV3戦以降のビッグマッチに興味が集まる。日本の誇る“モンスター”は「圧倒的な勝利」でその存在感を世界にアピールするつもりだ。
一方、来日以来、マイペースを貫いているペッチバンボーンは「プレッシャーはない。いい試合をするだけ。井上の身体を見て? 同じ体重だよ」とこの日も初の世界タイトルマッチを目前に控えて臆するところはなかった。
タイからは息子の晴れ舞台を見に両親が駆けつけた。母国でボクシングとムエタイのジムの会長を務める父ウィサヌチャイジャルペラーさんは「明日はすごく面白い試合になる。息子が倒れることは絶対にない」と力強く言い切った。
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