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元世界王者デンカオセーン、刀で手や頭切られ重傷

2016年10月26日 11時49分

 元WBA世界フライ級&S・フライ級王者で日本でもおなじみのデンカオセーン・カオウィチット(40歳=タイ、写真)がトラブルに巻き込まれ、大怪我を負った。現地ニュースによると、事件が発生したのはバンコク郊外サラ・タムマソップにあるデンカオセーンの自宅前。22日午後6時ごろ、トレーナーに転身したデンカオセーンが仕事先のギャラクシー・ジムから帰宅したところ、近所に住む女性2人から刀で切りつけられたようだ。

 トラブルは元王者が飼っている犬が原因で、長い間争いが絶えなかったという。デンカオセーンは手や頭を切られ、命に支障はないものの、病院に入院。左手の指を失う可能性もあるというから恐ろしい話だ。女性2人はそのまま逃亡した。

 デンカオセーンは日本で開催された世界タイトルマッチに数多く出場。坂田健史、亀田大毅、河野公平らと拳を交えた。今年4月、大阪で田中一樹(グリーンツダ)に2回KO負けを喫し、63勝26KO7敗1分のレコードを残し現役を引退。その後、9月に後楽園ホールで行われたWBOアジアパシフィックS・フェザー級王座決定戦ではトレーナーとして来日していた。

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