井岡一翔が京都でV4戦、挑戦者は18歳の暫定王者
2016年11月9日 18時29分
2016年11月9日 15時42分
12月30日有明コロシアムで開催される「ボクシングフェス2016」の記者会見が9日、都内で開かれ、IBF世界L・フライ級王者の八重樫東(大橋)は、11月29日にフィリピンのセブ市で開催される暫定王座決定戦の勝者と対戦する方針であることが発表された。
5月の初防衛戦でマルティン・テクアペトラ(メキシコ)を辛くも下した八重樫だが、試合前に負傷した左肩の治療で、9月に行われた大橋ジム主催の興行には出場しなかった。こうした事情を受けてIBFは暫定王座決定戦の開催を承認。3位ファーラン・サックリンJr(タイ)と5位ミラン・メリンド(フィリピン)で暫定王座が争われる。
大橋会長によると、日程的に厳しい状況にはあるものの、IBFからはあくまで暫定王者との指名戦を行うよう指示されているとのこと。サックリンJr、メリンドの両陣営と既に話し合いは持っているという。
記者会見に出席した八重樫は「相手がまだ決まりませんが、久しぶりに試合ができる喜びを感じています。体のダメージも抜けてコンディションはいい。八重樫の元気なところをみてほしいと思う」とV2戦に向けて決意を語った。
メインの井上尚弥vs河野公平、セミの八重樫の防衛戦に加え、もう一つ既に発表されている世界戦が、尚弥の弟である井上拓真の世界初挑戦だ。WBO世界バンタム級王者マーロン・タパレス(フィリピン)との大一番に向け、拓真は「練習はうまくいっていて、試合が楽しみです。タパレスはスタイル的にかみ合うと思うので、相手の一発に気を付けてボクシングを組み立てたい」と兄弟王者誕生に意欲を見せた。
ロンドン五輪銅メダリストでプロ2戦目に臨む清水聡も会見に出席した。「世界戦が3試合もあって入るスキはないと思っていたけど、八重樫さんに2、3ラウンドで終わらせてもらって僕もスルスルと(テレビに)入りたい」と相変わらずのトークで、記者たちを笑わせた。
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