ガルシア余裕のTKO勝ち、サーマンに実力アピール
2016年11月13日 17時25分
2016年11月13日 14時46分
あす14日後楽園ホールの「アンタッチャブルファイト24」でゴングとなる日本ウェルター級タイトルマッチの計量が13日、日本ボクシングコミッションで行われ、王者の有川稔男(川島)が66.5キロ、挑戦者5位の大川泰弘(ワタナベ)が66.6キロであすの試合に進んだ。
有川(13勝11KO4敗)は4月に新藤寛之(宮田)から奪った王座の初防衛戦。拳を何度も骨折するなどけがに悩まされてきたが、「完全に治った状態で2ヵ月くらい練習できた。今回は完璧です」とベストコンディションを強調した。
挑戦者の大川とは2013年8月に対戦し、アウトボクシングに対応しきれず判定負けしている。3年ぶりとなる再戦も、足を使う大川を有川が追いかける展開が予想されるだけに「スタミナはしっかりつけてきた」と対策は十分。「打ち合いには応じてもらえないと思うので、じっくり詰めていきたい」と終盤のKO勝ちを思い描いた。
大川は今年1月、新藤との日本王座決定戦に敗れて以来のリング。この敗北を長男の泰駕くん(3つ)が気にしているそうで「負けても終わりじゃない、最後に勝てばいいというところを息子に見せたい」とやる気十分。加えて今月2日には長女の愛菜ちゃんが生まれたばかりでモチベーションはこれ以上ないほど高まっている。
有川には一度勝利しているが「自分に負けたあと強豪相手に勝ってきているし、自信もつけていると思う」と気持ちを引き締めながらも「KOであれ、判定であれ、一方的な試合をしたい」と悲願の王座奪取に闘志を見せた。
前座では昨年の中央大学主将を務めた川浦龍生(川島)がB級デビュー。テーパヨーティン・シットタブニント(タイ)とS・フライ級6回戦を行う。川浦は川島郭志会長と同じ徳島県出身。徳島市立高時代にインターハイと選抜で3位、大学時代に国体で3位に入った経験を持つ。
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