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5.20世界初挑戦の比嘉大吾、追い込み真っ最中

2017年4月28日 23時23分

 5月20日、有明コロシアムでWBC世界フライ級王者フアン・エルナンデス(メキシコ)に挑戦する同級1位の比嘉大吾(白井・具志堅S)が決戦の一番に向けて追い込み真っ最中だ。28日は日本同級王者の粉川拓也(宮田)と7ラウンドを含む10ラウンドのスパーリングを行った。

疲れのピークながら力強い右を打ち込む比嘉(右)

 比嘉が10ラウンドのスパーリングに挑むのは今週2度目。試合まで3週間あまりで疲れのピークを迎えている比嘉は「前半で疲れてしまった」と振り返るように、粉川に打ち込まれる場面もあったが、それでも持ち前の攻撃力を発揮するシーンもあった。

 技術的、体力的な向上はもちろんのこと、骨格の大きな比嘉は減量も大きなポイント。前回2月のノンタイトル戦では、S・フライ級契約ウエートだったにもかかわらず「だいぶ苦労した」(野木トレーナー)。そのこともあって、今回は食事面も改善した。

世界挑戦経験もある粉川(右)とは2度目のスパー

 21歳の比嘉はどうしても外食になりがちで、かつてはコンビニ弁当をよく食べていたというが「コンビニ弁当では勝てない」とこれをあらためた。「料理はできない。火をつけるだけ」とは少し心もとないが、自らスーパーで食材を買い込み、脂身の少ない肉、野菜を中心に炭水化物を減らして少しずつ減量しているという。

「負ける姿を見せるわけいはいかない。しっかり仕上げないと」と比嘉。野木トレーナー仕込みのハード・トレーニングと、脱コンビニ弁当で 世界奪取を目指す。

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