ハスキンスがホープとV3戦、シリモンコン95戦目
2017年5月4日 19時02分
2017年5月4日 10時04分
米ラスベガスのT-モバイル・アリーナでゴングとなるサウル“カネロ”アルバレスとフリオ・セサール・チャベスJrのメキシカン・ビッグネーム対決が日本時間7日に迫った。ESPNのダン・ラファエル記者はチャベスJrにスポットを当ててレポートを書いている。
伝説のメキシカン、フリオ・セサール・チャベスを父に持つチャベスJrは2003年、17歳でプロデビュー。常に偉大な父と比較されながらも、11年にWBC世界ミドル級王座に就き、3度の防衛を成功させた。
しかし、このあたりからチャベスJrはおかしくなり、セルヒオ・マルティネス(亜)に王座を奪われ、飲酒運転による逮捕、トレーニング不足、減量失敗などたびたび醜態をさらした。試合内容もパッとしなくなり、「チャベスJrはもう終わった」というムードが流れた。
チェベスJr「情熱失い、引退も考えた…」
チャベスJrは取材に対し「フォンファラとの試合(ダウンを奪われて負け)、レイジェスとの試合(減量失敗で契約体重が何度もアップ)のあとは引退を考えた。私には試合に必要な情熱がなかった」と打ち明ける。
その上で「今回は違う」とチャベスJrは胸を張る。「この試合は私にたくさんの情熱を与えてくれた。私はエキサイトしている。みんなこれまでとは違うチャベスJrを見ることになるだろう」。メキシコの殿堂入りトレーナー、イグナシオ“ナチョ”ベリスタインの指導を受けたことも自信につながったようだ。
今回の契約ウエートはS・ミドル級キャッチウエートの164.5ポンドで、この点では体格で上回るチャベスJrが優位というのが一般的な見方。懸案の減量にも自信を見せるチャベスJrは「私がまだ世界のトップレベルで戦えることを証明する」と意気込んでいる。Photo/BoxingScene.com
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