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藤本京太郎「世界が近づいている」あすヘビー級2冠戦

2017年5月7日 15時27分

 OPBFヘビー級王者の藤本京太郎(角海老宝石)があす8日、後楽園ホールで同王座の初防衛戦を行う。前日計量で藤本は103.6キロ、挑戦者1位のヘルマン・パーセル(豪)は116.8キロをマークした。試合はWBOアジアパシフィック同級王座決定戦も兼ねる。

OPBFのベルトを肩にかける藤本(左)と挑戦者パーセル

 日本王者でもある藤本は3冠獲得をかけた試合となるが、「今年に入って世界が近づいている感じがする」と言うように、3本目のベルトを狙うというよりは、世界挑戦に近づくひとつのステップ、というのが今回の試合の位置づけだ。

ターゲットはWBO王者パーカー

 WBA14位、WBC15位、WBO13位にランクされる藤本のターゲットはWBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)。6日に初防衛を成功させたばかりだが、試合2週間前に急な対戦相手変更を迫られた際、藤本にも挑戦の打診があったという。最終的にスパーリングパートナーとしてすでにニュージーランド入りしていりたラズバン・コジャヌ(ルーマニア)が代理挑戦者となったが、萩森健一マネジャーは今回の試合に勝利すれば、パーカー陣営に挑戦を本格的にアピールしていくつもりでいる。

 K-1から転向し、11年暮れにプロデビューして6年半。来月31歳になる藤本は「自分の世界の中に相手がいるという試合をして、最終的にはKOしたい」と世界をアピールする試合をする意気込みだ。

 サモア系のパーセル(12勝6KO5敗)はラグビーのプロップとして活躍し、ボクシングに転向してわずか3年という22歳の新鋭。身長は173センチ程度で藤本より10センチほど小さいが、体重では13キロ重い。この日は多くを語らなかったが、パワーパンチを炸裂させるつもりだ。

ジム移籍初勝利を狙う渡部(右)とOPBF10位ナハク

渡部あきのり再起戦、再浮上目指す

 セミには元日本・OPBFウェルター級王者の渡部あきのり(角海老宝石)が登場。OPBFミドル級10位マキシ・ナハク(インドネシア)とS・ウェルター級8回戦を行う。

 1月の移籍第1戦で、現日本王者の井上岳志(ワールドS)に敗れた渡部は「前回は1年以上実戦から離れていた影響もあった。最高の環境でやらせてもらっているので、結果で恩返ししたい」と連敗脱出を誓った。

 また、アンダーカードでは、日本ミドル級1位の福本祥馬(角海老宝石)、日本S・バンタム級1位の中川勇太(角海老宝石)がそれぞれタイ人選手と8回戦を行う。

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