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カネロvsゴロフキン舌戦過熱、両陣営がKO宣言

2017年5月12日 15時58分

 6日ラスベガスのリング上で発表会見が行われたミドル級3冠統一王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(カザフスタン)vs挑戦者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)のビッグマッチ。対決まで4ヵ月あまりあるが、早くも両陣営は勝利を主張。メディアを通じて舌戦を繰り広げている。

9月16日に激突のゴロフキン(左)とカネロ

 無敵ゴロフキンに挑むカネロは、6日の試合でライバルのフリオ・セサール・チャベスJr(メキシコ)にシャットアウト勝利を収め、実力アップを印象づけた。

レイノソ氏「ゴロフキンはノー・ディフェンス」

 トレーナーのエディ・レイノソは「ゴロフキンは前進することしか知らない選手で、ノー・ディフェンス。バックステップを使うこともできない。この試合は素晴らしいカウンターパンチャーのサウルと、ポイントゲッターのゴロフキンの戦い。サウルはディフェンスがグッドで、バックステップも駆使できる。恵まれた才能と万全な準備により、KOでゴロフキンに勝てるだろう」と鼻息が荒い。

 これに対してゴロフキンのアベル・サンチェス・トレーナーは「(チャベス戦の)カネロはよく見えた。コンビネーション、ハンドスピードが印象的だった」とチャベス戦を評価。しかし、ゴロフキンの壁は高いと強調する。

「彼はチャベスにも(ミゲール)コットにもダメージを与えることができなかった。ゴロフキンはプロ、アマチュア合わせ400戦で一度もダメージングブローを食らったことがない。カネロがストップ勝ちできると信じているなら、おめでたいというべき。肝っ玉がすわっていると誉めたい」

サンチェス氏「ゴロフキンが断然ストロング」

 サンチェス氏は2011年にゴロフキンがキャンプでカネロとスパーリングを行ったことに言及。6年前のことで、スパーリングは実戦と異なるとしながらも「両者にとり非常に困難な試合になるだろうが、GGGの方が断然ストロング。カネロはアウトボクシングに活路を見出そうとするけど、ゴロフキンの圧力は普通ではない。GGGが終盤にストップ勝ちするか、判定勝ちを飾る」と愛弟子の勝利を疑わない。

 メインプロモーターのオスカー・デラホーヤ氏は、対戦が話題になってから2年越しの実現に関して発言。ウエート設定や報酬の配分で両陣営の間で食い違いがありながら、先月あたりから交渉が急ピッチで運んだと明かした。そして「試合は160ポンド、ミドル級リミットの12回戦。1グラムもリミットを越えない。10オンスのグローブが使用され、ゴロフキンの保持するすべてのベルトが争われる」とコメント。一部で報じられたWBCとカネロ側の確執を否定した。

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