クリチコが引退表明、ジョシュアとの再戦は消滅
2017年8月3日 19時46分
2017年8月3日 15時54分
ロンドン五輪金メダリストでWBAミドル級1位にランクされる村田諒太(帝拳)とWBA正規王者アッサン・エンダム(仏=カメルーン)が3日、東京・九段下のホテルグランドパレスで記者会見に出席、10月22日に両国国技館で再戦すると発表した。
敗れながら村田の勝利を支持する声が圧倒的多数を占めた5月のWBA王座決定戦から2か月半。エンダムとのリマッチが早々に決まった村田は落ち着いた表情で口を開いた。
村田「エンダムが自分を引き上げてくれた」
「きれいごとではなく、エンダムには感謝している。自分にとってデビュー戦は冒険マッチだったが、それ以外は実力さえ出せば勝てる相手だった。2度目のチャレンジが前回の試合で、彼が僕を引き上げてくれた。今度の試合ではもっと強くなって、彼を超えて、その先に進みたい」
4回にダウンを奪いながら、判定負けした第1戦は「チャンスで詰め切れなかった。彼の回復力が頭に入りすぎて、スタミナを使い切ってその後の展開にマイナスが出るのを心配した」と反省。再戦に向けては「KOばかり狙ってカウンターをもらったらしょうがない。ただチャンスがあればKOを狙いたい」と語った。
一方、今回のプロモーションのため、1泊2日の強行日程でフランスから来日のエンダムは「2人の強いボクサーが全力を尽くしたから接戦となり、いろいろな議論も生まれた」と前回の試合を回顧。「村田が勝っていた」との声は「ネガティブな意見は個人的に受け入れない」と気にする様子はなかった。
日本での再戦を決意した理由を問われ「再戦を決意したのは村田本人、そして周りの人たちが素晴らしいから。また自分のためにもなる」と説明した。
エンダム「ネガティブな意見は受け入れない」
前回の試合翌日、同じホテルに泊まっていた村田がエンダムに電話が入れ、ロビーで語り合って友情を深めたという2人。エンダムは「電話がかかってきて驚いたけど、いろいろな話ができた。対戦した相手と初めて友人になった」と明かした。
村田は「あまり仲良くなってしまって、この空気感はちょっと…」と苦笑いを浮かべながら、「リングに上がったら殴り合います」と力強く決意表明した。
村田とエンダムはそれぞれ来週からトレーニングキャンプに入る予定。物議を醸した第1戦から5か月。エンダムvs村田Ⅱのカウントダウンが始まった。
5月の試合はWBA世界ミドル級王座決定戦として行われ、村田が4回にダウンを奪うなど優勢に試合を進めたかに見えたが、ジャッジ1人はは117-110で村田の勝利としたが、残る2人は116-111、115-112でエンダムを支持し、村田の初世界戦は黒星に終わった。
しかし、この判定を巡って、WBAのヒルベルト・メンドサ会長がすぐさま「私のスコアは117-110で村田の勝ち」とツイッターで発信した上で謝罪。最終的にエンダムの勝ちとしたジャッジ2人が6か月のサスペンド処分を受け、WBAはエンダムと村田に対しダイレクトリマッチをオーダーした。
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