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中日本新人王決勝 MVPはS・フェザー級の藤本

2013年8月4日 19時32分

 4日、愛知県刈谷市産業振興センターあいおいホールにて中日本新人王決勝戦が行われた。最優秀選手賞にはS・フェザー級の藤本翔平(中日)、技能賞にはフライ級のユキヤ英(カシミ)敢闘賞にはウェルター級の田岡大(タキザワ)が選ばれた。またミニマム級の横江健太(駿河男児)は不戦勝で中日本新人王となった。各階級の結果は以下の通り。

◇フライ級(4回戦)
ユキヤ英(カシミ)[3-0(40-35×2、39-36)]棚瀬大(緑)
 2回、ワンツー連打から右アッパーで棚瀬からダウンを奪ったユキヤは、自分の距離で左右を突き刺し続けた。

◇S・フライ級(4回戦)
小松篤史(中日)[2-0(39-37、38-37、38-38)]橋本健太(HEIWA)
 終始頭をつけあう様な打ち合い。初回にダウンを奪った小松が、右アッパーで対抗する橋本を押し切った。

◇バンタム級(4回戦)
安藤光(西遠)[引き分け1-0(38-37、38-38×2)]大池正人(スペースK)
※安藤の勝者扱い
 開始早々、右を合わせてダウンを奪った安藤がリード。しかし最終回残り数秒のところで大池が右アッパーで安藤にカウントを聞かせた。

◇S・バンタム級(5回戦)
森泉正巳(鈴鹿ニイミ)[2-0(48-46×2、47-47)]星山徳法(富士)
 大きくリングを使い巧さを見せる星山だが、森泉のパワーが全てを精算する。2回にダウンを奪った森泉だが、後頭部へのヒットも多く、減点を課された。

◇フェザー級(4回戦)
水野孝亮(緑)[2-1(39-38×2、38-39)]踊瀬恵輔(タキザワ)
 動いてヒットを重ねる踊瀬にプレッシャーをかける水野。距離が詰まり水野の回転数が上がっても、踊瀬は手数で負けず打ち合った。

◇S・フェザー級(5回戦)
藤本翔平(中日)[3回1分6秒KO]中川佑輔(市野)
 その瞬間まで初回にワンツーでダウンを奪った中川が圧倒していた。しかし3回、藤本が飛び込む様な右で逆転の一発を放つと、中川は立ち上がりかけてふらつき、テンカウントが数えられた。

◇ライト級(5回戦)
青木クリスチャーノ(駿河)[2-0(49-47×2、48-48)] 判定  白川亮(トヤマ)
 両者スピーディーに手を出し合う好ファイト。愚直に前に出た白川だが、青木の派手で見映えのよいパンチが少しずつ上回った。

◇S・ライト級(4回戦)
暮林達雄(三津山)[3-0(40-35、39-37×2]山口鉄也(蟹江)
 2回に右のオーバーハンドでダウンを奪った暮林が山口を終始圧倒した。

◇ウェルター級(4回戦)
田岡大(タキザワ)[3-0(39-37×2、39-38)]曽我部マルコス(松田)
 スイッチしながら強打を放つ田岡だが、3回には疲れが見える。最終回、右を叩きつけた田岡が何とか曽我部の頑張りを突き離した。

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