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“大きくなった”拳四朗「カウンターで倒せたら」

2017年10月14日 15時16分

 WBC世界L・フライ級チャンピオンの拳四朗(BMB)が14日、東京都練馬区の三迫ジムで公開練習を行った。拳四朗は22日、両国国技館で開催されるトリプル世界タイトルマッチのトップバッターで、同級1位のペドロ・ゲバラ(メキシコ)と初防衛戦を行う。

拳四朗(右)は堀川謙一と2ラウンドのスパーを披露

 14年のプロデビュー以来、取り組んでいるフィジカルトレーニングの成果によって、肩まわりの筋肉がつくなど、周囲から「大きくなった」「大人っぽくなった」と言われるようになった拳四朗。その笑顔は相変わらずのベビーフェイスだが、肉体と技術はデビューのころよりはるかに成長した。

東京で単身自炊生活

 9月には自身初となる海外武者修行を敢行し、ロサンゼルスで2週間、メキシコのリオ五輪代表らと毎日8ラウンドのスパーリングを重ねた。帰国後は単身東京でホテル住まい。三迫ジムで日本フライ級王者の黒田雅之(川崎)らと実戦練習を積み、自炊して減量にも取り組んだ。本人が「メンタルは強くなったと思う」と実感するのもうなづける話だ。

寺地会長とたくましくなった拳四朗、2人とも自信アリの顔

「ジャブは普通に当たると思う」

 初防衛戦の相手となる元王者のゲバラは、サウスポーのロペスよりも評価の高い選手と言えるが、拳四朗は「今回はオーソドックスなのでジャブは普通に当たると思う」と自信の表情。その上で「ペースをつかんでカウンターで倒せたらベスト」とKO勝利のシナリオを描いてみせた。

 当日はアッサン・エンダム(仏)と村田諒太(帝拳)が再戦するWBA世界ミドル級タイトルマッチがメインで、WBCフライ級王者、比嘉大吾(白井・具志堅S)も初防衛戦に出場。トリプル世界戦の先陣を拳四朗が切る。

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