粟生隆寛が2年10ヵ月ぶりに復帰、3.1両国国技館
2018年2月8日 19時57分
2018年2月8日 19時12分
前WBC世界チャンピオンの山中慎介(帝拳)が8日、3月1日の両国国技館で行われる王者ルイス・ネリ(メキシコ)との再戦に向け、都内のジムでスパーリングを行った。
この日の山中はフィリピン人パートナー2人と計5ラウンドのスパーリング。「いままで自分の距離で戦うことしか意識していなかった」という山中が相手との距離を詰め、ガードを意識しながらショートの左ストレートやアッパー、ボディブローを打つというスタイルを練習した。
山中といえば、距離を取ってジャブから必殺のストレート、というのが言うまでもなく本来のスタイルだが、「距離が近くなる場面は必ずある。近づいても余裕があるところを出せば、相手にも必ず伝わると思う」というのが練習の狙い。ネリの連打を浴びても上体を浮かせず、より冷静に対処しようというわけだ。
この日は新たにレイジェスとエバーラストという外国製グローブも試した。これまで日本製のウイニングでKOを量産してきた山中は「ウイニングは間違いないんですけど、効くと言われるグローブも試してみたいと思った。エバーラストのパワーロックもいいと聞いていますし」とその心境を語る。ネリがレイジェスを選択することが予想され、それに合わせようという考えもあるという。
まだどのグローブを使うかは決めていないというが、前回の敗戦を受けて、山中が試行錯誤しているのは間違いない。運命のリマッチまであと3週間となった。
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