リナレス「ロマチェンコは無敵でないと証明する!」
2018年5月10日 18時45分
2018年5月10日 16時52分
日本S・バンタム級王者の久我勇作(ワタナベ)と元OPBF同級王者の和氣慎吾(FLARE山上)が7月27日、後楽園ホールで激突することが正式に決まった。両選手が10日、日本ボクシングコミッションで記者会見して発表した。
WBC6位など世界4団体でランク入りする久我と、世界挑戦経験もある和氣との対戦はファン注目の好カード。試合は久我の日本王座に和氣が挑戦する形で行われる。
これが3度目の防衛戦となる久我は「試合がこれだけ注目してもらえるのは名前のある和氣選手のおかげ」と和氣の挑戦を大歓迎。「ファンの喜ぶ試合をして、認めてもらってから世界に行きたいという気持ちが強かった。和氣選手なら(勝てば)認めらえる選手だと思う」と“リーゼントボクサー”和氣を踏み台に世界に羽ばたく決意を表明した。
一方、16年7月の世界初挑戦に敗れて、再起後4連勝の和氣は「復帰してからすべてKOで勝っているが、もう一つ何か足りない、ハラハラする厳しい試合をやりたいと思っていた。久我選手は日本のS・バンタム級のトップ。試合を受けてくれて感謝している」とこちらも注目対決を歓迎した。
ハードパンチャーの久我に対し、和氣はスピードが自慢のサウスポー。久我が日本タイトル奪取後、世界ランキングも上昇しているのに対し、和氣は最初の頂上アタックに失敗し、再起の途上にあるという点でも対照的で興味深い。
世界挑戦まで一気に突っ走りたい久我が「盛り上げてもらってつまらない試合はできない。倒して勝ちたい」と言えば、和氣も「正面から打ち合って盛り上がる試合をしたい」と力強くコメントした。
両者ともにリスクの高い一戦に向けて、久我は今月末からキャンプに入り、その後は「正直好きではないけど、試合は勝っている」というサウスポー対策を徹底する予定。和氣は来月に2週間のフィリピン合宿を敢行し、スパーリングで腕を磨く予定だ。
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