日本バンタム級戦は齊藤vs菊地 9.1ダイナミック
2018年6月29日 10時29分
2018年6月29日 9時46分
秋の防衛戦に向け始動――WBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太(帝拳)が25日から1週間の予定で沖縄キャンプに入っている。今回は他に同行選手はおらず、中村正彦トレーナーとマンツーマンでランニングやインターバル練習で自らの肉体をいじめ抜いている。
5月にブランダムラに判定勝ちしV1を果たした後は、ジムワークを再開後も連日のように支援者らの会食の招待を受け忙しい日々を送っていた村田。今回のキャンプは「カラダのさび落としが一番の目的」。
早朝は国頭村のクロスカントリー・コースを走り込み、午後は場所を変え、階段上りなど中村トレーナーの作る過酷な練習メニューをこなす。
チャンピオンの強靭な脚力、スタミナには定評があるが、「村田の場合、最初は大したタイムが出なくても、徐々にアップしていく」(中村トレーナー)。この日は1キロ最速3分4秒が出たが、チャレンジ精神旺盛な村田は「いつか3分を切ってみたい」と32歳の今なお記録更新に意欲を燃やす。
練習以外はひとり自室にこもって好きな読書にもいそしんでいる。持ち込んだ書物には難解なハイデッガーの哲学書も含まれ、その難解さと格闘中というのも村田らしい。普段は2児の父親として子育てにも忙しいが、この1週間のキャンプ中は精神的なリフレッシュにもつとめているようだった。写真=山田光二
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