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IBFミドル級 元王者ジェイコブスが小差勝ちで戴冠

2018年10月28日 17時14分

 IBFミドル級王座決定戦が27日(日本時間28日)、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンHuluシアターで行われ、元WBAレギュラー王者で同級3位のダニエル・ジェイコブス(米)が同1位セルゲイ・デレフヤンチェンコ(ロシア)に2-1判定勝ちして王座に就いた。

 31歳のジェイコブスは昨年3月、3団体統一王者だったゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に惜敗し、WBAレギュラー王座を失って以来の世界戦。

 初回に右フックでダウンを奪ったジェイコブスはその後、スイッチを交えながら距離を取って試合を進めた。デレフヤンチェンコは後半追い上げたものの及ばす。最終スコアは115-112×でジェイコブス、114-113でデレフヤンチェンコと出た。

 王座返り咲き成功のジェイコブスは35勝29KO2敗。世界初挑戦失敗のデレフヤンチェンコは12勝10KO1敗。なお決定戦は前王者ゴロフキンの王座はく奪によるもの。

 激戦のミドル級は9月に絶対王者ゲンナジー・ゴロフキンが王座から陥落し、WBA正規王者の村田諒太(帝拳)も王座陥落。決定戦による新王者も2団体で誕生して入れ替わりが激しい。新たな勢力図は以下のようになった。

 セミで行われたWBA世界S・フェザー級タイトルマッチは、正規王者アルベルト・マチャド(プエルトリコ)が挑戦者10位ユアンデール・エバンス(米)に1回2分25秒KO勝ち。2度目の防衛に成功した。

■ミドル級世界王者

WBAスーパー サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)

WBA ロブ・ブラント(米)

WBC サウル“カネロ”アルバレス

WBC暫定 ジャモール・チャーロ(米)

IBF ダニエル・ジェイコブス(米)

WBO デメトゥリアス・アンドラーデ(米)

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