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黒田雅之「いい意味で他人事」世界戦にメンタル万全

2019年5月6日 16時23分

 IBF世界フライ級タイトルマッチ(5.13後楽園ホール)で王者モルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦する同級4位の黒田雅之(川崎新田)が6日、川崎市内のジムで練習を公開した。

サンドバッグ打ちで汗を流す黒田。リミットまであと1.5キロ

 6年前にWBAフライ級王者フアン・カルロス・レベコ(亜)に挑戦して敗退。今回が2度目の世界挑戦となる黒田は「前回は地に足がついていない感じでフワフワしていたけど、今回はいい意味で“他人事”のように思える」と現在の心境を表現。ようは第三者的な視点を持ち、冷静に準備を進めているということだろう。

 この間、黒田とともに歩んできた新田渉世会長は「以前の黒田はちょっと崩れてしまうと、ダーッと崩れてしまったが、精神的にたくましくなった」と説明。新田会長が夜中にいきなり電話をかけて呼びつけるなど、故意の“意地悪”で黒田の精神的成長を促したという。

 もちろんメンタルだけでなく、技術的な向上、ムザラネ対策も進めてきた。ガードを固めて速いテンポで攻めてくるムザラネを想定し、スピードのあるアマチュア選手や前WBO世界フライ級王者の木村翔(青木)らとスパーリングを重ねた。

 黒田は「相手はガードが堅いので、ガードの上を叩くイメージもあるし、上下の打ち分けでガードのすき間をつくイメージもある」と攻略の手ごたえを得ている様子だ。

新田会長との記者会見は笑顔も多く見られた

 4月初めから長らく勤めているコンビニのバイトを休み、練習と並行してスポンサーへのあいさつ回りも精力的にこなして大一番を迎える黒田。「こういう機会を作ってくれたみなさんにいいところを見せたい」と意気込んだ。

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