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歓喜の戴冠、試合後インタビュー

井岡一翔「リングの上で証明するしかなかった」
歓喜の戴冠、試合後インタビュー

2019年6月20日 1時30分

 WBO世界S・フライ級タイトルを獲得し、4階級制覇を達成した井岡一翔(Reason大貴)が試合後、控え室でメディアの取材に応じた。主なやり取りは以下の通り。

─WBOベルトの感触は?
「いろんな意味で重たいです。これを獲るために、大みそかに悔しい思いをして、今回チャンスがめぐってきて、それからベルトを獲ることだけを考えて生きてきたので」

井岡は喜びながらも冷静に試合を振り返った

─試合を決めた第10ラウンド、最初に効かせたパンチは?
「右です。右ストレートを(相手が)警戒していたので、なかなか合わせるのが難しかったですけど、リズムに乗ってきて、最後にあのパンチが当たって効いたと思った瞬間、ここしかないと思いました」

─パリクテ選手の印象は?
「思ったよりも距離が長かったし、懐も深かった。始まったときは想像以上にやりづらかったです」

─手ごたえをつかんだのは?
「最初は思ったより我慢比べというか、なかなか相手の左もうまかったし、リードも思った以上に伸びてきたんで、我慢して3、4ラウンドぐらいから距離をつかんできました。

7ラウンドに相手が連打してきて、何発かで止まるかなと思ってブロックしたんですけど、ずっと打ってきて、勝負にきたと思って、ここで打ち勝たないと勝てないと思ったので覚悟を決めて打ち合った。下がらずに打ち合ったことで相手の気持ちも折れたのかなと」

井岡の右が終盤になって冴えた

─打ち合った理由は?
「前回の結果もあったし、ここで階級を上げてしっかり打ち勝っていかないと、いままでの技術だけ(の自分のボクシング)といったらおかしいですけど、勝負するときは勝負しないと、という気持ちがありました」

─いまだから言えるしんどさは?
「プレッシャーですね。もう一度ボクシングをやると言った以上あと戻りできないですし、口だけで終われないので。リングの上で証明するしかないし、引退して復帰して、より大きなことを言っているわけですからプレッシャーはありました」

─4階級制覇を達成して見える景色は?
「死に物狂いで4階級を獲ったので、WBOのベルトを海外に行くチケットとして、他団体のチャンピオンと戦いたいです」

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