フンドラ、4回TKO勝ちでS・ウェルター級2王座守る
2025年3月23日 14時07分
2025年3月22日 17時31分
元世界ヘビー級王者ジョージ・フォアマンが21日、居住する米テキサス州ヒューストンの病院で亡くなった。76歳だった。家族がインスタグラムで伝えた。死因は現時点で不明。
“ビッグ・ジョージ”と呼ばれたフォアマン氏は1949年1月10日テキサス州マーシャル出身。元海軍の軍曹からボクシングの手ほどきを受け2年足らずで68年のメキシコ五輪ヘビー級で金メダルを獲得。翌年プロデビューするとハイペースでリングに上がりKOの山を築く。そして73年1月ジャマイカのキングストンで世界ヘビー級王者ジョー・フレイジャー(米)に挑戦。不利の予想を覆してフレイジャーを6度倒して2回TKO勝ち。日本で行ったV1戦でホセ・ローマン(プエルトリコ)を初回KOで下すと2度目の防衛戦で“アリのアゴを割った男”ケン・ノートン(米)を2回TKOで圧倒し、その強さを印象づけた。
そして74年10月、ザイール(現コンゴ民主共和国)のキンシャサでフレイジャー戦から再起したモハメド・アリ(米)の挑戦を受ける。“世紀の一戦”“キンシャサの奇跡”と呼ばれた対決で、それまで40勝37KO無敗を誇ったフォアマンが途中まで優勢だったものの、アリの軍門に屈し8回KO負けで王座を失った。
復帰すると強打者ロン・ライルとの倒し合いに勝ち、フレイジャーを返り討ちにしたが、77年3月、中堅ランカーのジミー・ヤング(米)に判定負けした直後に信仰に目覚め、キリスト教の伝道師、牧師に転身。87年3月に復帰するまで10年間リングから離れる。
38歳でカムバックしてからは再び倒しまくった。復帰後24勝23KO無敗で91年4月、イベンダー・ホリフィールド(米)に挑戦。“世代を超えた戦い”と呼ばれた試合でフォアマンは判定負けしたが94年11月、IBF・WBA統一ヘビー級王者マイケル・モーラー(米)を10回KOで下し、45歳10ヵ月で2度目の世界王座を獲得した。
97年11月に行った後のWBOヘビー級王者シャノン・ブリッグス(米)戦がラストファイト。現役時代からハンバーガーグリル器具「ジョージ・フォアマン・グリル」の広告塔となり、「アイ・ギャランティー」(私が保証します)の決めゼリフで同商品を売りまくり、日本円で200億円以上の所得を得たといわれる。
余生はヒューストンにある教会で牧師を生業にした。5度結婚し全部で12人の子どもをもうけた。03年に国際ボクシング名誉の殿堂博物館入り。生涯戦績は76勝68KO5敗。
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