V6戦の拳四朗「自分のスタイル確立してきた」
凱旋防衛戦はフジ生中継も決定
2019年7月2日 15時40分
2019年7月1日 20時42分
「第68回フェニックスバトル」が1日、後楽園ホールで開催され、メインの日本S・ライト級タイトルマッチは、王者の井上浩樹(大橋)が挑戦者8位の池田竜司(竹原&畑山)に5回34秒TKO勝ち。初防衛に成功した。
サウスポーの井上は2回、ジャブ、左ボディで圧力をかけ、池田をコーナーに追い詰めて、左ストレート、右フックを強振。池田はここを抜け出したが、左を合わされてロープにもたれると、これがダウンと判定された。
3回、井上の動きが一瞬止まったところで池田が攻めると、井上の巻き込むような右フックで池田がダウン。このあと池田は偶然のバッティングで左目上から出血した。
井上は4回に手数が減ったが、5回に左を決めると池田がグラリ。攻めて出たところで主審が試合を止めた。
井上は14勝11KO無敗。池田は14勝9KO6敗3分。試合の模様はフジテレビで4日(木)深夜2時55分から放送される。大橋会長によると、今後は防衛戦を軸に、いい話があれば積極的にマッチメークしていく方針。「岡田(博喜)選手でも喜んでやります」と会長。
井上浩樹の話「序盤は脚が動いて、ジャブも当たり、練習通りの動きができた。(そのあと)狙いすぎてしまったのが反省点。グラスゴーの経験(従兄弟の井上尚弥のWBSS準決勝に同行)がすごく良かった。(IBF・S・ライト級タイトルマッチを見て)届かない場所ではないとやる気が出た」
また、この日の試合がなくなった森且貴と3階級制覇の八重樫東が2ラウンドのスパーリングを披露。八重樫は「井岡くんに先を越されてしまったけど、自分も4階級制覇を目指しています。できれば日本人対決は面白いと思う。やってください、お願いします!」とかつて敗れているWBO・S・フライ級王者、井岡一翔(Reason大貴)にラブコールした。
◇フェザー級8回戦
溜田剛士(大橋)[TKO2回40秒]テイル渥美(渥美)
初回、日本S・バンタム級15位のテイルがジャブを決めて先制するが、日本フェザー級14位の溜田は右、左フックでテイルに迫って、打ち合いに引きずるこむ。
溜田はパンチの被弾もあったが、終了間際に右カウンターを決めると、テイルがグラリ。追撃してダウンを奪うと、さらにこの回もう一つダウンを追加した。2回はスタートからラッシュし、3度目のダウンを奪って最後はストップ勝ちした。溜田は20勝18KO4敗2分。16勝8KO3敗。
◇58.0キロ8回戦
伊藤仁也(三河)[TKO1回2分12秒]中澤奨(大橋)
伊藤が初回、右強打を連打すると中澤がカバーしきれずダメージを負う。伊藤は畳みかけて乱打、中澤がキャンバスに沈んだ。立ち上がった中澤だが、もう一度倒され、再び立つもパンチを浴びてストップ。歓喜の伊藤は8勝3KO5敗1分。元日本ランカーの中澤は12勝6KO4敗。
◇ライト級8回戦
保田克也(大橋)[負傷判定6回3秒3-0(59-56×2、60-55)]ジェリー・カストロ・ヴェルデ(寝屋川石田)
距離を詰めてパワーパンチを打ち込もうとするヴェルデに対し、体格で上回るサウスポー保田の左カウンターを狙った。保田のカウンターが何度かヴェルデをとらえたが、ヴェルデはいいパンチをもらっても構わずパワフルなアタックを繰り返した。
保田はクリンチもうまく使いながら、左を上下に打ち分けてヴェルデにダメージを与えていった。5回終盤、偶然のバッティングで保田が左目上部をカット。これが理由で終了。保田は4勝2KO。ヴェルデは10勝5KO7敗。
◇S・ライト級8回戦
遠藤健太郎(大橋)[引き分け1-1(77-75、75-77、76-76)]木村文祐(JM・加古川)
上背のある遠藤がガードを固める日本S・ライト級5位、木村に中間距離からパンチを打ち込んでいった。手数の少ない木村は3回あたりからジワジワと距離を詰めてボディ攻撃を繰り出す。5回には右を何発か決めて試合をの流れを引き寄せた。
6回以降も木村が効き、ボディ打ちと右フックで遠藤にダメージを与えたが、遠藤も懸命に手を出してフィニッシュした。木村は9勝6KO4敗1分。遠藤は7勝6KO9敗2分。
◇フライ級6回戦
桑原拓(大橋)[TKO4回2分8秒]濱上京武(島袋)
2024年10月4日 17時16分
2024年10月4日 1時43分
2024年10月3日 18時31分
2024年10月3日 11時09分
2024年10月3日 5時40分
2024年10月2日 21時21分