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雪辱戦まであと9日「ぶん殴って倒してやりたい」

村田諒太が好調スパーリングを初公開 
雪辱戦まであと9日「ぶん殴って倒してやりたい」

2019年7月3日 16時03分

 WBA世界ミドル級王者ロブ・ブラント(米)とのリベンジマッチ(12日、エディオンアリーナ大阪)に挑む前王者の村田諒太(帝拳)が3日、東京・神楽坂のジムで練習を公開。初めてスパーリングを報道陣に公開した。

スロースターターの克服も意識する村田(左)

 今回のリベンジマッチにあたり、村田は原則として毎週木曜日に練習を公開していたが、スパーリングはなし。この日、久々に披露した2ラウンドのスパーリングはなかなか興味深い内容だった。

 体重が90キロはあろうかというアイザイア・スティーンを相手に鋭い右、左ボディブローを打ち込み、「軽めの内容だろう」と思っていた報道陣の考えを裏切って全力のスパーリングを見せた。

 昨年10月、ブラントとの第1戦では「棒立ちで前に出て行ってしまった」という反省から重心を落としたスタイルを意識。カルロス・リナレス・トレーナーとのミット打ちで磨いた一発に頼らないコンビネーションも良く出した。

 さらには「多少もらってもいくところはいく」という攻撃のアクセント、初回に流れを持って行かれた前回の試合を踏まえて「はじめ(初回)からいく」という姿勢など、取り組んだ課題がすべて伝わってくるようなスパーリングだった。

4人の米国人パートナー(1人は帰国)が村田を支えた

 練習を視察したブラントのアシスタント・コーチ、ネイト・ピピトーン氏は「前回の試合よりもパワーアップしていると感じた」と仕上がりの良さを指摘しながら「手数が多くなり、それがブラントにスキを与えることになる。ブラントのパンチは前回よりも当たるだろう」と自信のコメントを残した。

 順調に調整を積み、練習の成果に手ごたえを感じている村田は「悔しい思いをしたので、ぶん殴って倒してやりたいという気持ち。絶対にリベンジしたい」と言葉に力をこめた。

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