中谷正義のIBF挑戦者決定戦まで2週間
トップランク期待のホープ撃破に準備着々
2019年7月4日 19時13分
2019年7月4日 16時10分
WBA世界ミドル級タイトルマッチ(12日、エディオンアリーナ大阪)で村田諒太(帝拳)の挑戦を受ける王者ロブ・ブラント(米)が4日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開。村田返り討ちに自信を見せた。
試合2週間前に“敵地”日本に乗り込んだブラントは「最高の気分。湿度に慣れるのが大事だと思っていたので、早く来てよかった。いまはもう問題ない」とこの日も相変わらず上機嫌。来日後はラーメンを食べたとのことで、減量も順調のようだ。
ラスベガスで8週間のトレーニングを積んできた。標高2590メートルの山を上るランニングトレーニングを13回行うなど、自慢のスピードと手数を支えるスタミナ強化に努めてきた。
昨年10月にその手数とスピードで村田を翻弄している。村田が「倒したい」と発言していることを耳にすると、「自分に勝つにはノックアウトしかないと思っているからのコメントだと感じる。いままだ村田が倒してきた相手は、村田のことを恐れていたからああいう結果になった。私は彼を恐れていない」とさりげなく自信を見せた。
さらに昨年10月の試合を踏まえて村田が戦術を変えてくる点を問われると、「パンチの数、スピードがアップしてくると思うが、それに対するゲームプランは立てている。私にパンチを当てることはできないだろう」と“フルラウンド完封”を予告した。
この日はシャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちなどを軽く披露したのみだったが、スピードの速さは相変わらず。帝拳ジムの浜田剛史代表は「予想通り。左で構えたり、器用な選手で、一発強打ではなく、数を打つと言うリズムがある。初防衛戦を見ても自信が出てきた」と警戒心を強めた。
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