元統一王者フューリーがヘビー級語る
ルイスは“バスター”ダグラスの二の舞に?
2019年8月19日 18時16分
2019年8月19日 15時58分
3階級制覇チャンピオンの田中恒成(畑中)が19日、WBOフライ級王座の2度目の防衛戦に向けて名古屋市内のジムで練習を公開した。田中は24日、武田テバオーシャンアリーナで挑戦者1位ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)を迎える。
通算8度目の世界戦で、初めてサウスポーと対戦する田中は2人のフィリピン人パートナーを招き、スパーリングを重ねてサウスポー対策を練ってきた。減量の影響と疲労のピークからか、ややかすれ声の田中は「(サウスポーは)問題ないです」と一言でこの質問を終わらせた。
3階級制覇を達成した昨年9月の木村翔(青木)、3月の田口良一(ワタナベ)は、ともにガッツのあるファイタータイプの選手だった。この両者に対し、田中はさばくのではなく、どちらかといえば前がかりになって打ち合って勝利を収めた。
いわば過去2戦はパワフルなところを見せ、これまでの田中のイメージをいい意味で覆した。一転、ゴンサレスに迎えるにあたって掲げたテーマは「スピード」だ。田中は「スピードのある選手にスピードで上回って必ずKOで勝ちたい」と予告。「(パワーとスピードを)うまく使い分けたい」とも語り、本来の武器であるスピードと、この2試合で培ったパワフルなアタックを融合させてKO狙うつもりだ。
この日はシャドー、ミットともに1ラウンドを披露しただけで公開練習を終了。甲子園で準決勝進出を決めた母校、中京学院大中京高(岐阜)の活躍に「ありきたりだけど、オレもがんばろうと思った」というチャンピオンがいよいよ戦闘モードに入ってきた。
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