週末の世界戦オッズ コバレフvsヤード拮抗
田中恒成&エストラーダは断然有利
2019年8月23日 10時04分
2019年8月22日 21時25分
ミニマム級のプロ世界主要4団体でベルトを巻き、2020東京五輪出場を目指す高山勝成(36=名古屋産業大)が全日本選手権の東海ブロック大会(31日、9月1日=岐阜工高)に向けての練習を22日、大阪市の天神ジムで公開した。
スパーリングパートナーには05年に高山と世界戦を戦い勝利したタイ人の元WBC同級王者、イーグル京和(本名=イーグル・デーン・ジュンラパン)さん(41)が駆け付け、高山の五輪出場をサポートした。
高山は7月6、7日に名古屋工学院専門学校で開催された愛知県予選フライ級で連勝、愛知県代表の座をつかんだ。しかし、初めてのアマの試合で3分3ラウンドの試合時間の短さ、2日続けての試合、試合前のリング下の待機などプロとは違うアマの試合ペースに大きく戸惑いを感じた。
このため、開始ラウンドから全力で戦いを進めていくスタイルの確立など、アマ仕様への改造を図っている。今年4月、タイで開催されたアマのアジア選手権を観戦した際に、アユタヤでボクシングジムを運営しているイーグルさんと再会した。
角海老ジムで活躍したイーグルさんは31勝4敗のアマ経験があり、いまもトレーニングを積んでいる。高山が五輪への戦いを続けていると知り、19日に妻の薬師寺千帆さん(53)とともに来日、連日、旧敵の高山と激しい「友情スパーリング」を行った。
イーグルさんと10ラウンドの実戦さながらの打ち合いを積んだ高山は「愛知県予選の2試合でアマの試合はエネルギーを凝縮して戦わないといけないと学んだ。東海ブロックはさらに実力のある選手が出てくる。高校野球と同じで負けたらおしまいなので、切羽詰まった戦いが続くが、ベストを出し切って悔いのない戦いをするだけです」と東京への通過点の東海ブロック大会へ決意を表明した。
イーグルさんは「高山は足の動きが速くなり、パンチも強くなった」と4日間の印象を語った。東海ブロック大会フライ級には静岡県代表でL・フライ級全日本4連覇の坪井智也(自衛隊)らが出場する。
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