石井渡土也と石川春樹が日本ユース決勝へ進出
2019年8月28日 0時31分
2019年8月28日 0時16分
井岡弘樹ジムは27日、41歳8か月の日本最年長王者、WBOアジア・パシフィック・ミドル級チャンピオン、野中悠樹(井岡弘樹)の初防衛戦(9月16日・エディオンアリーナ大阪第二競技場)の相手が同級7位で韓国同級王者のヤン・ヒュンミン(26=韓国)に決まったと発表した。ヤンは8勝7KO2敗の右のハードパンチャー。「スカッと防衛してWBOの世界ランキングに入りたい」と野中は燃える。
野中(33勝10KO10敗3分)は今年2月、王者・細川チャーリー忍(金子)に1回に左カウンターでダウンを奪い、ペースをつかんで3-0の判定で勝利、OPBFミドル級、WBOアジアパシフィック同級王座の二冠を獲得した。国内男子最年長現役ボクサーの野中は06年にOPBF・L・ヘビー級王座を40歳で獲得した西沢ヨシノリ(ヨネクラ)を抜いて、41歳での最年長王者になった。
野中はWBOの世界ランキング入りを目指してOPBFのタイトルは返上。しかし、WBO・APの初防衛戦は相手がなかなか決まらなかった。ようやく韓国のヤンが浮上、2カ月前から本格的に練習を再開した。
今は午前8時にスタートしているが、盆前までは暑さを避けて早朝5時から兵庫県尼崎市の自宅近くの川の土手を10~15キロランニング。昼間は休息、マッサージにあて、夕方からジムワーク。これまでに前日本ウェルター級王者、矢田良太(グリーンツダ)らと40ラウンド近くのスパーリングをこなしている。
「とにかく疲れを出さないように、しっかりと仕上げていきたい」と相手が決まった野中は初防衛に意欲満々。さらには「フットワークを生かして、前半に注意しながら戦いたい。どんな勝ち方でもいいが、流れの中で倒したい。しっかり勝つことでWBOのランキング入りを果たせ、世界が見えてくる」。悲願の世界挑戦に近づくためにも負けられない試合を強調した。
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