2019年11月1日金曜日

井上拓真を迎え撃つウバーリが練習公開 
「この試合は統一戦に向けた最初のステップ」

 WBC世界バンタム級タイトルマッチ(11.7さいたまスーパーアリーナ)で暫定王者、井上拓真(大橋)と対戦する正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)が1日、東京・神楽坂の帝拳ジムで練習を公開した。

1分程度のミット打ちを披露したウバーリ

 時差調整のためカザフスタンで3週間のトレーニングを積んでから日本入りしたウバーリは、アマチュア時代にオリンピックに2度出場、世界選手権ではメダルを獲得しているだけにアウェーに乗り込んでもリラックスした様子。「拓真と似たタイプとスパーリングをして準備をしてきた。あとは試合に臨むだけだ」と準備万端を強調した。

 拓真に関しては「いいボクサーだと思うし、正規のチャレンジャーでもある。よく動くし、速さもある」と一定の評価をしながらも、「決して軽くは見ていない」という発言からは、自分のほうが完全に“格上”という意識を感じさせた。

 トレーナーの兄アリ氏はウバーリの強みを「知的な戦い方ができる選手」と説明した。本人も「自分はチェスのプレーヤーのようなところがあって、相手の動きを先読みして戦うことができる」と断言。今回も拓真の出方に合わせて、ベストの戦い方を選択するという。

左は兄でトレーナーのアリ氏、なんと18人きょうだい

 当日のメインはWBSSバンタム級決勝で、井上尚弥とノニト・ドネアがWBAとIBFの2冠をかけて覇を争う。ウバーリもメインを意識している様子で「いまバンタム級は黄金時代を迎えている。拓真との試合は統一戦に向けた最初のステップになる」とさらなるビッグマッチを見すえた。

 1分程度のミット打ちを目にした真吾トレーナーは「いい意味で噛み合うと思いますね。自分とタクはチャレンジャーのつもりですが、試合が本当に楽しみです」とコメント。大橋秀行会長は「連打でぶれない。体幹強いんでしょう。思ったよりも小さいですが、思った以上に体つきがいい。おそらく持久戦になると思います」と試合を予想した。


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