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手の打ち隠しながらも右強打は披露

村田に挑戦のバトラー「爆発力のある試合見せる」 
手の打ち隠しながらも右強打は披露

2019年12月16日 15時29分

 WBA世界ミドル級タイトルマッチ(23日、横浜アリーナ)で王者の村田諒太(帝拳)に挑戦する同級8位スティーブン・バトラー(カナダ)が16日、東京・神楽坂の帝拳ジムでメディア向け公開練習を行った。

サンドバッグ打ちでは左もなかなか強かった

 20分以内と注文をつけて始まったバトラーのインタビュー。トレーナーのジャン・フランソワ・バージェロン氏とともに、これまで練習してきた内容や練習の場所などについてはいずれも「シークレット」。試合の2週間前に来日したため、帝拳ジムでは練習できるようにバトラーの時間を確保していたが、同ジムでは一度も練習をせず“秘密保持”を貫いている。

 だからといってピリピリした様子はなく、この日の練習では鼻歌を歌ったり、口笛を吹いたりとなかなか上機嫌。ミット打ちとサンドバッグ打ちでは力をセーブしながら、突然猛打を打ち出し、ニックネームの“バンバン”にふさわしく、グッと踏み込んで打つ右ストレートはなかなか強烈に見えた。

世界初挑戦、ビッグチャンスをつかんだバトラー

 多くを語らなかったバトラーだが、意気込みを問われると「爆発力のある試合をお見せする。お互いパワーがあるので、そのパワーと戦略がぶつかり合うだろう」とコメントした。

 帝拳ジムの浜田剛史代表は「(強いパンチは)映像で見てますから。ま、右が決め手なんでしょうね。基本はボクサーファイターの攻撃型なので、その通りくるのか、距離を取るのか、大きく分けるとその2つでしょうね」とバトラーの出方を予想した。

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