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小野、9ヵ月ぶりのリングで判定勝ち

2013年10月16日 21時45分

 前東洋太平洋L・フライ級王者の小野心(ワタナベ)が16日、後楽園ホールで同級8回戦に臨み、ノーランカーの守屋和明(石川ジム立川)を3-0の判定で下した。スコアは78-76、78-75、79-74。今年1月に東洋太平洋L・フライ級王座決定戦に勝利した小野は、左親指の腱を断裂してタイトルを返上。9ヵ月ぶりの試合だった。

守屋に左を決める小野(左)

 WBC6位、WBO4位につける小野が久々のリング。よく動くサウスポー守屋に、左ストレートを時折ヒットさせるものの、最後まで攻めあぐねたという印象だった。小野は16勝2KO5敗2分。守屋は11勝1KO5敗となった。

元日本王者の加藤を追い込む千葉(手前)

◇ウェルター級8回戦
千葉透(国際)[3-0(79-73、79-72、80-73)]加藤壮次郎(ワタナベ)
 元日本王者で現日本10位のベテラン加藤が元ランカーの千葉と対戦。長身のサウスポー千葉は左ストレートを上下に打ち分けて攻撃を組み立て、左ボディストレートが加藤にダメージを与えた。加藤は上体に足がついてこなかった。

定年目前の柏原(右)は奮闘及ばなかった

◇フェザー級8回戦
渡邊卓也(青木)[7回1分12秒TKO]柏原広(ヨネクラ)
 長身の日本フェザー級5位、渡邊がジャブと右ストレートでペースを掌握。後半からボディブローも効果的に使い、柏原の目がふさがり始める。7回、渡邊がワンツーを決めたところでレフェリーが試合を止めた。
 柏原は11月30日に定年の37歳を迎えるためこれがラストファイトの公算大。戦績は7勝3KO14敗2分。03年9月には史上初の高校6冠王として注目を浴びる粟生隆寛(帝拳)のデビュー戦の相手を務めた。

◇53kg契約6回戦
中川健太(ロッキー)[3回30秒TKO]阿知和賢(ワタナベ)
 阿知和が初回、右カウンターでダウンを奪って先制。しかしサウスポーの中川は2回に右フックでダウンを奪い返し、左で2つ目を追加。3回に左を決めたところでストップ。

◇62.5kg契約6回戦
大久保大騎(E&Jカシアス)[3-0(57-56×2、58-56)]松土翼(ワタナベ)

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