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統一王者スペンスの交通事故が原因

IBFがウェルター級暫定王座設置を通達 
統一王者スペンスの交通事故が原因

2020年1月15日 15時03分

 IBFは14日、ウェルター級のWBCとの統一王者に君臨するエロール・スペンスJr(米)のリング復帰が遅れることから暫定王座を設置する決断を下した。カードは1位で指名挑戦者のクアドラティロ・アブドゥカハロフ(ウズベキスタン)vs.3位セルゲイ・リピネッツ(ロシア)。スペンスが昨年10月に起こした自動車事故が影響しアブドゥカハロフとの防衛戦を規定期間(90日以内)に実行できないことが原因。ちなみにIBF2位は空位になっている。

ウェルター級のスター、スペンスJr

 スペンスは事故で乗っていた車が大破したにもかかわらず奇跡的に大けがにはなかった。しかし復帰まで時間を要するもようで、まだジムワークなどは開始していない。もう一つ保持するWBC王座はIBFの指名試合終了後、防衛戦が義務付けられる気配だ。

 アブドゥカハロフ(17勝9KO無敗=26)は昨年3月、小原佳太(三迫)に3-0判定勝ちで指名挑戦権をゲット。10月には元王者ルイス・コラッソ(米)に負傷判定勝ちを収めている。米国ではトップランクにプロモートされる。

 一方、元IBF・S・ライト級王者リピネッツ(16勝12KO1敗=30)はカザフスタン出身でロサンゼルス在住。マイキー・ガルシアに王座を明け渡した後、ウェルター級に転向し3連勝している。PBC(プレミア・ボクシング・チャンピオンズ)のプロモーター、トム・ブラウン氏のTGBプロモーションズの選手。

 プロモーターがライバル同士だけに交渉がすぐまとまるかは定かではないが、IBFは2月9日までに試合を締結するように通達。合意に達しない時は入札に持ち込まれる。Photo/SUMIO YAMADA

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