極上ホープ中谷潤人 試合想定12ラウンドスパー
4.4世界初挑戦に向け追い込み加速
2020年2月22日 21時34分
2020年2月22日 10時43分
今年のビッグファイト第1弾、デオンテイ・ワイルダー(米)vs.タイソン・フューリー(英)再戦の計量が21日、会場となるラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われた。WBCヘビー級王座の11度目の防衛戦となるワイルダー(34)は231ポンド(104.78キロ)、挑戦者で“正統派”チャンピオンと呼ばれるフューリー(31)は273ポンド(123.83キロ)を計測した。試合は明日22日(日本時間23日)同アリーナでゴングが鳴る。
初戦で212.4ポンド(96.34キロ)だったワイルダーは今回キャリア最重量をマーク。フィジカルのハンディを少しでも解消しようとした様子が感じられる。「ウエートに関しては問題ない。明日はヘビー級の魅力をファンに披露する」とコメント。スタンドを埋めた英国のファンからブーイングを浴びたがリラックスした表情が印象的だった。
一方フューリーは2年半のブランクからの復帰第1戦となったセフェル・セフェリ戦の276ポンドに次ぐキャリアで2番目に重い体重。体を絞ってくるとも思われたが意外にも逆だった。専門家の間では首をかしげる者もいるが、フューリー本人は「スピードもパワーも変わらない。ラスベガスは私のホームだ」と絶好調。3試合連続ラスベガス登場のフューリーの一挙一動に大歓声が起こった。
2018年12月の対戦はワイルダーが2度のダウンを奪いながらもドロー。今回も各ブックメーカーが出しているオッズは拮抗している。3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英)が勝者との対戦を希望しており、どのような結果が出るか注目だ。試合の模様はWOWOWで昼12時から生中継される。
同じリングで挙行されるWBO・S・バンタム級タイトルマッチは、V5戦となる王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)、挑戦者4位ジェオ・サンティシマ(フィリピン)ともリミットの122ポンド(55.34キロ)で合格。ナバレッテは同級最後の防衛戦になることもほのめかしている。
またIBFヘビー級挑戦者決定戦は、元王者チャールズ・マーティン(米)が254ポンド(115.21キロ)、相手のジェラルド・ワシントン(米)は236.5ポンド(107.27キロ)だった。Photos/SUMIO YAMADA
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