2020年2月24日月曜日

フューリー会見も独壇場 御大アラム氏は興奮 
次はワイルダー第3戦? ジョシュアと統一戦?

 タイソン・フューリー(英)の7回TKO勝ちに終わったWBCヘビー級タイトルマッチ。米国では一般メディアもトップニュースの一つで取り上げ、関心の高さを示した。試合後リング上で行われた会見を仕切ったのは勝者フューリーのプロモーター、トップランクだった。御大ボブ・アラム・プロモーターは上機嫌。「わが社に再び世界ヘビー級チャンピオンが誕生した」と興奮気味に語った。

ヘビー級の主役となったフューリー

 王座を追われたデオンテイ・ワイルダー(米)は耳の負傷のため病院へ直行。会見を欠席した。代わりにチーフ・トレーナーのジェイ・ディアスと以前マイク・タイソンなど大物を擁した代理人シェリー・フィンケルが出席。

 ストップの原因となったタオル投入に関してディアス氏は、同じくコーナーにいたマーク・ブリーランド・トレーナー(元WBAウェルター級王者)が投げたと発言。フューリーを祝福した同氏は「デオンテイは必ずカムバックする」と言い残した。フィンケル氏も「こちらはリマッチを望むが……」と述べたが歯切れが悪かった。

 一方、試合前の会見同様、派手な絵柄のスーツを地肌に来てグリーンのネクタイを締めて登場したフューリーはマイクを持って独演会。「7週間トレーニングして(ワイルダーを撃ち破る)完ぺきなスタイルに仕上げた。試合前にワイルダーは『私にパンチはない。2つの拳はまくらのようだと言ったけど、年老いた太った男にしては、まんざらでもない出来じゃなかったかな?』と得意のトークで振り返った。

 また質問がライバルの3冠統一王者アンソニー・ジョシュア(英)との統一戦に及ぶと「ダイナミックで危険なパンチャーのワイルダーとの第3戦はかなりの確率で実現すると思う。ただ彼はリカバリーするために時間が必要だろう」と敗者を気遣うコメントも発した。そして「もし実現しなければ、ここに列席するプロモーターの人たちが(ジョシュア戦へ)動きを取るだろう。私はいつでも打席についている」と胸中を語った。

 会見には同じトップランク傘下でワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)との統一戦が話題となるIBFライト級王者テオフィモ・ロペス(米)の姿もあり、ステージからフューリーが「次は君を指名する」と軽口を叩くシーンもあった。最後フューリーは陣営、トップランクチームと記念撮影。チームワークの勝利を強調するシーンだった。Photo/SUMIO YAMADA