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パッキャオの次戦 マイキーとサウジで対決計画

2020年3月9日 11時27分

 世界6階級制覇のレジェンド、マニー・パッキャオ(比)が昨年7月以降、試合から遠ざかっている。フィリピン上院議員でもあるパッキャオは41歳にしていまだ現役の世界王者。地元のマニラ・タイムスが次戦について報じている。

 パッキャオは昨年7月、WBA“スーパー王者”キース・サーマン(米)にダウンを奪って判定勝ち。全盛期の力には及ばないものの、まだまだトップ戦線で活躍できると思わせるパフォーマンスを見せた。

パッキャオ(左)とマイキー、交渉はまとまるか

 その後、試合をしていないパッキャオだが、マニラ・タイムス紙によると、7月に元4階級制覇王者マイキー・ガルシア(米)とサウジアラビアのジッダで対戦するプランが進んでいる。

 ガルシアは先月29日、ジェシー・バルガス(米)との元世界王者対決に勝利。今後はウェルター級でビッグマッチを見据え、パッキャオのほかにプロ初黒星を喫したIBF王者エロール・スペンスJr(米)、3階級制覇のWBO王者テレンス・クロフォード(米)との対戦を希望している。

 しかし、スペンスJrとの対戦は興行的な盛り上がりが微妙で、クロフォードを抱えるトップランク社とは確執があるなどの理由で実現が難しく、自ずとパッキャオとの対戦実現に力を入れることになった。

 パッキャオは母国のテレビインタビューに対し、両陣営の交渉が始まっていることを明かした上で「もし7月に試合が決まれば4月から本格的にトレーニングをする。議員の活動はしばし休止になる」とコメント。

 ガルシアの兄、ロバート・トレーナーは「これは素晴らしいマッチアップ。マニーは危険な相手だが、勝つ自信はある」とこちらも対戦に前向き。はたしてサウジアラビアで2度目のビッグマッチは実現するだろうか。

 また、ガルシアをプロモートするマッチルームボクシングは昨年12月、サウジアラビアでヘビー級3冠戦、アンディ・ルイスJr(米)vs.アンソニー・ジョシュア(英)のリマッチを実現しており、再びオイルマネーを呼び込んでのサウジアラビア開催という狙いだ。

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