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イギリス興行は当面続行 ハーン氏が政府と会談

2020年3月11日 13時22分

 新型コロナウイルスのまん延が心配される欧州で、英国を代表するプロモーターのエディ・ハーン氏(マッチルーム・ボクシング=写真)がメディアに発言。英国内のイベントは続行する方針を明かした。ただし状況によっては中止を迫られる可能性もあると事態を憂慮した。

 ハーン氏は9日、英国政府と会談。今後のボクシングイベントに関して話し合った。同氏は「ボクシングはサッカーとは異なる。観衆の占める役割が大きい」とアピール。無観衆試合を否定した。

「試合中に起こるノイズや応援は選手を奮い立たせるボクシングの重要な要素だ」と政府に主張した。また「ボクサーは毎日トレーニングに励み、厳しい減量をへてリングに上がる。1試合無くなっただけでも経済的な影響が大きい」とボクサーの立場を代弁した。

 しかしマッチルーム・ボクシングがイタリアで予定した2つのイベントがコロナウイルスの拡大で中止されており、英国の状況に関しても「幸運を祈りたい」と語り、予断を許さないことを強調している。

 一方、マッチルーム・ボクシング傘下の選手でもあるヘビー級ランカー、張志磊(ヂャン・ヂレイ=中国)は中国国内から出国できない状態。張は通常、米ニュージャージー州で試合に備えて調整するが、米国の移民局が2月からコロナウイルスの影響で中国国民の入国を禁止している。張は昨年11月モナコで試合を行った後、母国で米国行きの準備をしていた。

 他方、張と五輪チームの同僚だったL・ヘビー級のメン・ファンロンは3月28日、カナダのケベックシティでIBF・WBC統一王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア)に挑戦が決まっている。メンは昨年12月からニュージャージー州で張と同じコーチの下でトレーニングを行っている。

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