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4階級制覇王者の井岡一翔「ロマゴンと一番戦いたい」

2020年3月20日 10時50分

 ローマン・ゴンサレス(帝拳=ニカラグア)の王座復帰で注目を集めるS・フライ級。チャンピオンの一角、WBO王者の井岡一翔(Reason大貴=写真)はその中で何を考え、どう存在感を高めようとしているのだろうか─。

 2月29日、元パウンド・フォー・パウンド・キング、4階級制覇のロマゴンがカリド・ヤファイ(英)に9回TKO勝ち。3年ぶりに王座にカムバックした試合は対抗王者である井岡にも大きな刺激を与えた。「KOシーンだけ見た」という井岡はヤファイ戦のロマゴンを次のように分析した。

「ローマンはバックギアを踏まずに重心を前において前進、前進で崩していく。結構同じテンポで打って、あの人は相手を下がらせて距離をつくってますよね。相手がバックステップするとき、要はちょっと効いて下がったとき、あるいは弱気になって距離があいた瞬間にもう一歩入っていく。あれがうまい。それがヤファイ戦の最後の場面も完全に出ましたよね。あの瞬間がローマンのKOポイントじゃないですか」。

 さらにS・フライ級戦を見渡し、WBC王者フアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)にも言及した。

「エストラーダ、彼のマッチメークを見ていて、どこか彼のやりたいことがつかめないんですよ。1年前にシーサケットに勝ってから停滞というわけじゃないですけど、何がしたいのか、もったいないですよ。そうしているうちに僕の中で評価がちょっと下がってきた。で、今回ローマンがヤファイにいい勝ち方をして評価がまたバーンと上がったじゃないですか。

だから僕が今一番やりたいのはローマン・ゴンサレスです。エストラーダやロマゴンに比べて、僕は海外からしたらクエスチョンマークなところはあると思うので、そこでバシーンとやりたいです」

 WBOの指名挑戦権を得ている田中恒成(畑中)については?

「田中選手とも少なからず試合が観たいという声もありますしね。統一戦などが決まらず、チャンピオンの指名期限がくるなら戦いますよ」。

※苦しんで勝利を手にした12月の防衛戦から、自らのボクシングスタイルの変遷まで。井岡一翔が大いに語るインタビューは現在発売中のボクシング・ビート4月号に掲載中。

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