2020年3月21日土曜日

スター候補ロペスが不満、ライト級統一戦の行方は?
注目対決に向けロマチェンコ陣営は余裕

 ライト級3冠王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ=写真右)とIBF同級王者テオフィモ・ロペス(米=同左)の対戦交渉が最終段階を迎えながら、いまだ正式発表にはいたっていない。新型コロナウイルスの影響が大きな原因なのだが、“チャレンジャー”に位置付けられるロペスはストレスをためるばかりだとか─。

 ロペスは昨年12月、リチャード・コミー(ガーナ)を2回TKOで下し、デビューから15連勝(12KO)でIBF王座を獲得。同じトップランクと契約していることもあり、現役最強との呼び声も高いロマチェンコとの統一戦が一気に現実味を帯びた。

 両者の対戦は米メディアの間で「2020年に見たいファイト」に必ず上がるほどの注目カード。交渉の末、日時は5月30日、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで合意したと報じられているが、正式発表はされていない。

 ロペスはESPNのインタビューに対し、「私たちはロマと彼のチームを待っている」とした上で、「私は交渉の過程で彼がひどく気難しかったと考えている。彼はより多くのパーセンテージ(報酬)をほしがった」とコメント。さらにはロマチェンコがウクライナに帰国したことにも触れ、「フラストレーションを感じている」と語った。

 スター候補のロペスは22歳。このようなビッグマッチの交渉は初めて経験するだけに、このまま試合が消滅してしまうのではないか、と神経質になっているのだろう。階級アップの選択肢も頭にあるだけに、状況が前に進まないことで、大いにストレスをためているようだ。

 一方でロマチェンコの代理人、エジス・クリマス氏は「すべては合意に達している。あとは日時を待っているだけだ」とコメントし、両者の対戦実現に問題がないことを強調。あとは新型コロナ渦が収束するかどうかにかかっている。


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